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専門家 「イスラム過激派の典型的犯行」
11月15日 19時03分

専門家 「イスラム過激派の典型的犯行」
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フランスで起きた一連のテロ事件について、専門家は「狙った施設などから、犯行はイスラム過激派の典型的なものだ」と指摘したうえで、犯行グループについては「ISから直接指令を受けるなどした人物が含まれていた可能性が高い」という見方を示しました。
日本エネルギー経済研究所の保坂修司研究理事は、過激派組織IS=イスラミック・ステートを名乗るグループが発表した犯行声明について、「犯行グループを8人だと断定的に伝えている点は独自性が高く、偽物とする根拠はない。パリを『売春とわいせつの都』と表現するなど、パリに対する強い嫌悪感を感じる」と話しました。
犯行手段については「体に爆弾を巻き付ける点や酒を提供するレストランや、音楽やスポーツの施設を狙う点などはイスラム過激派の典型的なものだ」と指摘しました。
そのうえで犯行グループについて「ISの支配地域で戦闘訓練を受けたり、ISから直接指令を受けたりした人物が含まれていた可能性が高い」という見方を示しました。犯行グループの中にパリ近郊で生まれたフランス国籍の人物が含まれていたとされる点には「パリ近郊には北アフリカから移住したイスラム教徒が集まって住んでいて、中には貧困や低学歴で社会に不満を持ったことがきっかけで、過激な思想に感化される若者層もいる。今回のテロで、海外にいるISの戦闘員だけでなく、国内に住む過激な思想に共感した人物もテロを起こすという認識が強まった」と述べました。

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