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山口組系会長殺される 四日市のビル、頭から血流し

 15日午後5時40分ごろ、三重県四日市市浜田町のビルの1室で、指定暴力団山口組愛桜会の菱田達之会長(59)が頭から血を流して倒れているのを、運転手の組員(55)らが見つけ、119番通報した。搬送先の病院で30分後に死亡を確認。捜査関係者によると、室内には鉄パイプのようなものがあった。菱田会長には頭に複数回殴られた痕があったという。県警は、殺人事件の可能性があるとみて捜査を始めた。

 県警によると、菱田会長は1階室内の玄関口で倒れており、部屋は会長が使っていた。発見時に玄関は施錠されていた。

 同日午後4時、運転手の組員が会長を迎えにビルに行ったが、応答がなかったため、妻(58)や別の組員に連絡し、3人で合鍵を使って入った。運転手は正午ごろ、会長をビルに送り届けており、それ以降に事件に巻き込まれたとみられる。

 愛桜会は四日市市内に拠点を持つ6代目山口組の2次団体で構成員は20人。捜査関係者によると、山口組から離脱した新組織「神戸山口組」系団体とのトラブルや、内部で分裂をめぐるトラブルが生じているとの情報は入っていないが、これらの可能性も含めて捜査を進めるという。

(中日新聞)

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