ロシアの石炭 北朝鮮経由で韓国にテスト輸送へ=3度目

【ソウル聯合ニュース】韓国企業が参加する北朝鮮北東部の経済特区・羅先の羅津港とロシア極東沿海地方のハサンを結ぶロ朝物流協力事業をめぐり、事業の妥当性を確認するための韓国への3回目のテスト輸送が17日から30日まで行われる。韓国統一部が13日、明らかにした。

 同事業に参加するポスコ、現代商船、コレール(韓国鉄道公社)の3社企業連合が実施する。

 今回のテスト輸送は1、2回目と同様にシベリアのクズバス炭田から石炭を羅津まで鉄道で運び、羅津港から韓国の港へ船で輸送する。

 現場を点検するため3社企業連合と政府関係者がロシア鉄道の関係者と共に17~20日まで訪朝するという。

 同プロジェクトは韓国をはじめとするアジア諸国の輸出貨物を船で北朝鮮の羅津港に運び、羅津―ハサン区間の鉄道とロシアを横断するシベリア鉄道を利用して欧州まで輸送するという物流協力事業。

 政府は同プロジェクトを2010年3月に発生した海軍哨戒艦「天安」沈没事件を受け同年5月から実施している対北朝鮮制裁措置(5・24措置)の例外とみなし支援してきた。

 当初、3社企業連合とロシア事業者間のプロジェクト本契約が年内に締結される見込みだったが、交渉が長引き来年前半に締結される可能性が高まった。

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