光棍節に対する見方は好意的なものばかりではない。海外の各有名ブランドはすぐさまアリババに対し訴訟を起こした。アリババは偽ブランド品を堂々と売って利益を上げてきたからだ。だから今回売られている商品についても「半分は偽物じゃないのか」と皮肉る声もある。それでもジャック・マー(馬雲)会長は「コピー品を売る店もアリババは守らなければならない」と言い放った。セール狂騒曲に躍らされた中国の消費者たちはやっと気付いたようだ。「これからは土でも食べて生きていかなければ」「買い物依存症になった手を切り落としてしまいたい」などとインターネット上に書き込んでいる。
「光棍節のおかげで少しばかりもうかった」と顔をほころばす韓国企業もある。隣の祭りにあやかるのもいいが、そこまでするなら、なぜ韓国は中国のようにできないのかも考えてみてほしい。2カ月前の「韓国版ブラック・フライデー」は良い品も割引幅も少なくて盛り上がらなかった。韓国政府が流通企業を引っ張り出して急ごしらえした「官製イベント」なのだから当然の結果だった。市場に活気を吹き込み、消費者の心を開くのは「官」の掛け声ではなく、手腕の優れた商売人たちが張り上げる客引きの声だ。