NNNドキュメント「被ばく牛‘たまみ’」
2015年11月15日(日) 25時05分~25時35分 の放送内容
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番組詳細説明(表題)
被ばく牛‘たまみ’
番組詳細説明(内容)
【見どころ】
福島県の原発事故避難区域で生き続ける約550頭の“被ばく牛”。
殺処分を拒んだ一部の農家がエサを与え続けている。
農家から提供されるサンプルをもとに被ばくの影響を調べる研究も進んでいるが国などからの支援はない。
さらに事故から4年半が過ぎる中、経済的負担に耐えかね殺処分に同意する農家も増えてきた。
人間の都合で奪われた何万もの家畜の命と今も生き続ける牛たち…私たちに何を問いかけるのか。
【内容】
○殺処分に同意しなかった農家
大熊町から避難する池田光秀さん(54)美喜子さん(58)夫婦。今も帰還困難区域で生きる約50頭の牛にエサを与えている。
「牛は悪くない、食べさせてもらってきた。」自分たちだけが避難して殺処分することにどうしても同意できなかった。
研究チームに血液などのサンプルを提供し牛たちが生きる意味を見いだそうとしている。
○エサが足りない、心折れる農家
震災から4年半。経済的に行き詰まり殺処分に同意する仲間も出始めた。
南相馬市の半杭一成(66)さんもその一人。「致し方ない、致し方ない…」と泣く泣く殺処分に同意した。
この牛たちの命は何だったのか…。ただ静かに、生きることさえできないのか…。
○被ばく牛を対象にした世界初の調査
岩手大などの研究チームは被ばくした牛のサンプルをもとに、甲状腺、膀胱、筋肉、そこに溜まるセシウムの動向や生体異常がないかを調査している。
現状で放射線との因果関係を示すデータは示されていないが、「調査は継続性が必要」と話す。
だが、国などからの支援はなく寄付金などに頼るのが現状だ。
○被ばく牛「たまみ」
池田さんの牧場で、震災の前の年に生まれたメス牛「たまみ」。
いつの頃からか原因不明の白斑が体中に出始めた。メディアは「放射線の影響か」と騒ぎ立てたが、調査を進めるうちに白斑と被ばくの関連性は極めて低いことがわかってきた。
もう1頭。池田さんの牧場に迷い込んできたメス牛「みーちゃん」は、全国で流行する病で安楽死の処分となった。
畜産の再開への道は遠い。それでも池田さんは避難区域の牛にエサをやりに行く。「せめて研究の中で牛たちが生きた証を残したい」と…
福島県の原発事故避難区域で生き続ける“被ばく牛”。殺処分を拒みエサを与え続ける農家と放射線の影響を調べる研究者たち。被ばく牛が私たちに問いかけるものとは。
出演者
- ナレーター
- 大橋聡子
番組内容
福島県の原発事故避難区域で生き続ける約550頭の“被ばく牛”。殺処分を拒んだ一部の農家がエサを与え続けている。農家から提供されるサンプルをもとに被ばくの影響を調べる研究も進んでいるが国などからの支援はない。さらに事故から4年半が過ぎる中、経済的負担に耐えかね殺処分に同意する農家も増えてきた。人間の都合で奪われた何万もの家畜の命と今も生き続ける牛たち…私たちに何を問いかけるのか。
制作
福島中央テレビ
その他
- 属性情報?
- ジャンル
- ドキュメンタリー/教養 - ドキュメンタリー全般 ニュース/報道 - 特集・ドキュメント