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八話 スキルアップと肉
クロサイを観察してから7日程が経った。
ここ数日は採掘と投擲術の訓練を繰り返していた。
採掘は青銅の鉱石以外はまだ何も出ていなくて、坑道の距離が伸び続けているだけの状況だ。青銅の鉱石はあの後にインゴット7本分も出てきている。この程度の深さを掘っただけでこの量が出ているのを考えると埋蔵量はかなりの量ある様に思える。
計算では投擲術は後十日程でレベルが上がりそうだ。最近は細かくステータスのチェックをして、レベルが上がるタイミングを見逃さないように気を付けて訓練を続けている。
多分スキルは上がれば直ぐに分かる気もするのだが、何かの記念日を待つような、まだまだ上がるのは先の話なのだが、そんな楽しみ方をしている。
そうそう、一昨日は新しいスキルが発現した。
投擲術のスキル値を見ようと思いステータスを開くといつの間にか新しいスキルがあったのだ。
そのスキルの名前に驚愕の声を上げ、暫しの間考え込んだ末に習得した理由に辿り着いた。
その理由とは既に毎朝の日課となっている鳥への餌付けの事だ。
そう、俺が得た新しいスキルとは調教だったのだ。
いや、このスキルの名前だけを見たら、俺は何時の間にそんな上級テクニックに触れていたのかと驚愕するのは普通だよね?
鞭なんて持ってないし、ロープで拘束なんかもしていない。掘り進めた坑道を照らす為にロウソクは最近使ってて、「まさかそれかっ!?」と思い付き、つい声を上げちゃったけど別に自分に垂らして遊んだりして無いと思い直して、やっとの事で餌付けまでたどり着いたんだ。
今思い出せばステータスからスキルの簡単な説明も見れるのだから当時の俺は余程慌てていたのだろう。
まあそんな事は良いのだが、このスキルは要するに動物とかを自分の支配下に置けるスキルって事だ。調教の方法は色々ありそうだが、餌をやりつつ手なずければその対象と意思疎通が図れる。そんな素敵なスキルらしい。
この調教スキルが餌やり程度で上がるのは良いのだが、昨日も餌付けをしたにも関わらず一向に鳥は俺になつく気配がない。純粋に必要スキル値が足りないのだろう。
そもそも、今エサを食べに来ている鳥を調教なんてしたくない。 なぜなら、そんなペットみたいな状態で尚且つ意思疎通まで出来る鳥なんて食べられなくなるだろ。
俺は絶対にこの鳥だけは調教スキルが上がっても支配下には置かない決意だけはした。でも、外の様子が分かるかも知れないんだよな……悩む。
あっ、ちなみに鳥は昨日二羽に増えてました。もう少し様子を見て増え無い様ならば片方は俺の食糧になってもらおう。
その為にも、投擲術のレベルアップは急務になってきたな!
しかし、調教スキルは考えれば考えるほど夢が膨らむ。俺の大好きな猫ちゃんとお話出来る可能性が有るなんて、この世界に飛ばしてくれた神様にこっちに来てから一番の感謝をしてるぞ。
◆
調教という悩ましいスキルを手に入れてから八日が経った。
今日はスライムにもう一度挨拶しに行くことに決めた。
最初はトカゲでも見に行こうかと思っていたのだが、予想以上に掘れている青銅で鍛冶スキルを上げる為に大量に投げナイフを作ったからだ。
何故それでスライムの方に行くのかと言うと、大量に作った投げナイフをアイツに投げつけてやる為である。
あのスライムならば近づかなければ動かない事は前に食われ掛けた時に分かっている。もちろん絶対では無いが間違っていないだろう。
それに逃げられる事も分かっている。絶対に近づかないでヤバくなったらダッシュで逃げるのだ。
まあ、一番の理由としてはストレス発散に余ってる投げナイフを投げて遊ぼうって事だ。当然検証も兼ねる気だが、やられっぱなしは性に合わない。投擲術が上がったらと考えていたがどうせ何時かは挑むつもりなんだ、様子見がてらにからかいに行ってやる。
そういう事でマジックバッグに道具を詰め、スライムが居る道を進んでいる。
数分進むと目の前の道が狭くなり、奴の姿が目に入った。
スライムはクロサイと同じように以前と一緒の場所でその体をゆっくりと震わせていた。
やっぱりここの魔物は同じ場所に居続けるのか。理由は分からんが動かないのは助かる。
そんな事を考えながらマジックバッグから投げナイフを数本取り出しスライムに近づいていく。
大体十メートル程の距離に近づくと、スライムの体が俺に反応するかの様に震えを増していく。
おっと、ここまでか。これ以上近づく気は無い。遠距離から一方的にナイフを投げられれば良いのだ。
青銅の投げナイフを右手に構え投擲する。
何度も実際に投げてテストをした結果で採用した、両刃の真っ直ぐな刃がスライムに向かって飛んでいく。
投擲術のお蔭だろうが、投げたナイフは綺麗に刃を目標に向けて飛んで行ってくれる。なので突き刺さりやすそうな両刃のこの形を選んだのだった。
俺の手を離れた投げナイフは狙った通りにスライムの核目掛けて飛んでいく。真っ直ぐ進んだ投げナイフは一瞬でスライムに突き刺さった。
ほぼ無音で突き刺さった投げナイフは5センチ程がスライムの体に埋まっているが、当然これは核に全然届いていない。
思っていた通りの結果なので気にはしていないが、改めてスライムの固さと言うか分厚さと言うのか、攻略はまだ難しいと印象付けられた。
投げナイフが刺さったスライムはその刺さった投げナイフを体内に取り込んでいく。少しの間を置いて取り込まれた投げナイフから泡が立ち始めた。
うわぁ……。分かってはいたが俺これ食らってたのかよ。
この世界に転生した初日にやられたあの恐怖が甦ってくる。
自分の迂闊な行動で死にかけたのだから当然の結果だったのだろうが、改めて馬鹿な行動をしたと理解した。まあ、今してるこの行為もそうじゃないかと言われたら否定出来ないのだが……。
さて、予想通りこの距離ならば一方的に攻撃しても反撃はしてこないようだ。以前に石を投げた時の反応を見る限り、奴の手の届く範囲に入らなければ大丈夫だろう。
そんなこんなで楽しいナイフ投げの始まりだ。やはり明確な目標が有ると楽しさ倍増だな。しかも憎き相手だから尚更だ。
一投一投気合を入れて投げていく。投げナイフは今回三十本も持ってきている。小さく薄い形状なのでまだまだ青銅のインゴットは残っているぐらいだ。
十本程投げて一休みする事にした。
投げていた場所から少し離れてその場に座り、スライムを観察する。
取り込まれた投げナイフがスライムの体の中に有るのが見える。最初の頃に投げたナイフは既に溶かされているみたいで、投げた本数より今スライムの体の中に有る本数が少なくなっている事が分かる。
このまま無限に投げ続けたらアイツはメタルスライムにでもなるのかな? 溶かしてるから無理か。
そんな疑問を浮かべながら投擲を再開した。
始めてから二十本程投げ終わった時、体に若干の違和感を感じた。
怪我をしたとかではなく、握った拳の力が上がっている様な、地面を踏み締める力が上がっている様な、そんな体全体から漲る力を感じたのだ。
もしやと思い、ステータスを見てみると思った通り、投擲術のレベルが2に上がっていた。
予定では後数日は掛かると思っていたのだが、どうやら的が良かったのか経験効率に違いが出るらしい。
実戦に勝る経験は無いとは言うが、一方的に攻撃してるこれがそう言えるのかは疑問しかない。
しかし、スキルのレベルが上がる事で肉体の力も上がるのか。レベルという物が有るのでてっきりその手の成長はそっちで行われるのだと思っていた。
まあそれは良いとして、スキルのレベルが上がったのだ、まず一発投げてみよう。
レベルが上がった投擲術は俺に更なる力を与えてくれる。最初に感じたのは有効射程距離だ。以前の倍に近い距離を正確に当てられると頭で理解している。
明らかに数分前の俺の感覚を塗り替えている事に少し寒気がした。
そんな感覚を感じながら投げナイフを全力でスライムに投擲する。
飛んで行くナイフは以前よりも、より正確により速度を増し、空気を斬り裂きながらスライムへと向かって行く。
ドンッと、響く音を立て突き刺さったナイフは尚も力を残していたのか、その動きは止まらずスライムの体の表面を歪ませながら自身に掛かっていた力をその身を傾かせ逃がしている。
程なく止まったそのナイフは十センチ程有る刃の部分が全て埋まっていた。
「おぉ……、すげぇ」
月並みなセリフしか出なかったが素直に驚いた。
スライムを殺すには届いていないがその威力は明確に以前とは異なった物に変貌していた。
ただ、核に届かないのであればスライムとしては威力が上がった所で問題が無いみたいで、前と同じようにナイフを溶かし始めている。
その後残っていた投げナイフを全て投げ終え部屋へと戻ったのだった。
しかしまあ、良いストレス発散になった。
これからも投げナイフが沢山出来たらスライムに投げ付けに来よう。効率良く訓練が出来るのだ、有効活用させてもらうとしよう。
◆
今日も採掘の作業に勤しむ。
予定では今日中に採掘のレベルが上がるのだ。スキルの熟練度が上がるタイミングはランダムな所があり、尚且つ難易度の高い物に挑むと上がりやすくなる。そんな性質を持っていると多数のスキルを検証して感じている。
ただ、採掘で言えば以前から存在している掘れない場所、俺の予想ではスキルレベルが足りないから掘れないと思っている場所を、いくら掘ってもスキル値の上昇は見られなかったので、多分現在のスキルレベルに対して適性な難易度という物が存在してる気がする。
この手の設定はゲームでも良くあるし、この世界はそんな感じなので間違っていないだろ。
俺の中でこの世界はそんな物だと諦めに近い感情が有るんだよね。否定じゃないよ、むしろ肯定だ。ゲームは人並み以上にやってた時も有ったから分かりやすくて大歓迎さ。
さて、朝飯も食べたし元気に採掘を始めよう!
採掘を始めて二時間位で予定通りスキルが上がった。
今回も投擲術が上がった時のように体に力が漲って来るのを感じる。
ふはははは、土がまるでプリンの様だ!
とは行かないが、明らかにツルハシがめり込む深さが変わっている。スキル万歳だ。
レベルが上がった事だし、あの掘れない場所を早速掘ってみる事にした。
直線に掘られた坑道にそこの部分だけが柱の様に邪魔をして道を塞いでいる。その場所を迂回して掘り進められた坑道に俺は美しくないと少しだけ不満を持っていた。
別に完璧主義者では無いが、出来るだけ真っ直ぐ掘りたいのは分かってくれるよね?
レベルが上がったから除去が出来るかは分からないけど兎に角取り掛かってみる。
特に気合も込めず振り下ろしたツルハシは、今まであった結界の様な物なんてあったのかと言わんばかりに土に埋まる。
おぉ行けるじゃないか。
予想は当たったみたいでどうやら掘れるようだ。
上がった採掘のスキルと予め周りが掘ってある状態があるのでサクサクと掘り進めて行く。
直ぐに土とは違う色をした物がその姿を現した。
すかさず鑑定をする。
名称‥【鉄】
なるほど、なるほど。確実にレベルアップしてる気がするよ。銅の次は鉄、なら次は鋼でその次は銀かな?
某国民的SRPGを思い出してしまう。鋼は良いとして銀が来られても実際は武器としての価値は無いだろうけど。
青銅が結構な性能をしているので、金属への不満は無かったのだが、やはり上位と思われる物が出るのは純粋にうれしい。これで青銅は更なる使い捨ての道を歩めるのだ。
とまあ、青銅の妖精でも居たらぶん殴られそうな発想だが、使える物が増えるのは大歓迎である。
その後、残りの掘れなかった場所を全て掘り起し製錬をしておいた。
◆
今日は記念すべき日となる予定である。
余りの期待に夜が明ける前に目が覚めてしまい。つい投げナイフを入念に研いでしまった。
昨日もこの日の為に鉄製の投げナイフを作り上げ複数作った中から一番の出来の物を選び、本当は神棚なんだけろうけど即席で作った小さい鳥居の下に置いておいた。
何を隠そう、今日はこの世界に来て初めてパン以外を食べる記念日になるのだ!
先日、日課の餌付けをしていると一羽が、俺の投げている千切ったパンを追い群れから離れる様になっていたのだ。
これはと思い、俺自身は鳥から離れながらも自分がいた場所にパンを撒き部屋へとおびき寄せてみたのだ。
警戒心が薄れたのか、俺が離れているからなのか鳥はパンを追いかけてまんまと部屋の中まで入ってきた。
この時俺は決意した。一番の懸念であった、殺す所を他の鳥に見られないでやる事が出来るからだ。
最初は無理だと思っていたがレベルが上がった投擲術ならば何時でもやれる自信は有ったのだが、群れている中に投げ込んだら二度と寄ってこないだろうと思い狩る事を躊躇していたのだ。
だがこれで問題は解決された。おびき寄せた場所ならば他の鳥からは見られずに、一撃で狩る事が出来るのだ。
朝日が昇り崖の谷間の様なこの場所にも日が差し込み始める。
餌付けをしてから幾日が経ったか、もうそろそろ鳥たちが来る時間になるのが自然と分かる。
パンを握りしめながら仁王立ちをして待っていると、羽ばたきが聞こえ何時も撒いてある場所に鳥たちが舞い降りた。
「ふふふ、おはよう俺の朝食様」
これ程気分が高ぶった事がこの世界に来てから有っただろうか?いや、無い。さらに言えば地球でも無かっただろう。
それ程の期待が俺の心臓の鼓動を強く、そしてより速く打ち鳴らす。
おっと、緊張して手が震えてるぞ。失敗は許されない、それは分かっている。
これ程の緊張が今まであっただろうか……?
いや、もういいや。とっととやろう。何か異常に気分がノリノリになりすぎた。
前日の内にパンは撒いて置いたので鳥たちはそれをついばんでいる。今日の為に何時もより量は少なめに撒いては居るのだが。
よって当然毎日の量が無い事に不満なようで、追加で投げてみたパンに群がっている。
今日来ている鳥の数は、七匹と過去最高の数になっている。俺の思惑通りに事が進んでいる事にニヤニヤが止まらなくなる。
さあ、作戦開始だ。
投げるパンを段々と俺の近くに寄せていく。すると、その中の一羽が率先してこちらに近づいてくる。
ははは、貴様が俺の朝食か。
可哀そうという感覚は既に微塵も無い。それほど俺はパン以外の味に飢えているのだ。
パンを千切り置いて行き部屋まで導く。作戦通り鳥は部屋に入ってきて、他の鳥からは見られない位置まで移動した。
そこで他の鳥の注意を引くために外に向かって大き目のパンを投げそれに集中してもらう。同時に部屋の鳥にもパンを丸々一つほおり投げ、食べる事に集中してもらう。
予想通り鳥たちはパンに食らい付き、こちらの事など意識していない状態になった。
今だ!
俺はマジックバッグから先程研いでおいた投げナイフを取り出し、素早く投擲する。
スキルの力でこの距離ならば正確に狙う事が出来るナイフは見事に鳥の首をはね飛ばしその命を刈り取った。
「よっしゃあああああ!」
これ程大きい生き物を殺した事など今まで無かった。だが、そんな事など些細な事だと思わせる程の達成感に襲われる。
首から上を失った鳥は、声を上げる間もなく息絶えその身を地面に横たえた。
外にいる鳥達はこちらには全く気付いて居ないようで、未だに先程投げたパンをついばんでいる。
「ミッションコンプリート!」
俺は横たわる鳥の足を持ち、血を垂れ流している首を下にして血抜きをする。地球ではこんな事をした事は無いが、この程度は一般常識だろ。
鳥を片手に顔だけで表を伺うと、満足したのか一羽二羽と飛び去っていく。数が減っているとか考えてはいないようだ。これなら次回も期待できる。
さて、ここからが問題だ。俺は過去一度も鳥を捌いた事など無いからだ。
取り敢えず血抜きをした鳥から羽を毟り取っていく。羽の量が多いのとブチブチとした感覚が痛そうで少し戸惑った。毟る度に舞う羽がうっとおしいので水をぶっかけて見たらグリップが効いて毟りやすくなった。
三十分程掛けて全ての羽を毟り取った鳥は、よく見た事ある鶏肉へと変わっていた。
この日の為に作って置いたまな板の上に置き、ナイフを使い腹を裂く。まだ温かい内臓を取り出して中を水で綺麗にしていく。
内臓は殆ど何か分からなかったが、唯一砂肝だけは自分で買って食べていたので見分けが付いた。
後は食べやすいように小さく切り分け、全てが終わったのは狩から一時間以上経ってからだった。
もう我慢が出来なくなっている俺は、これも今日の為に作っておいた鉄製のフライパンを貴重な木材を炉から火を取り燃やして熱する。鉄が貴重だろうが何だろうが、この行為の為には全てが優先されるのだ。
油が無いので先に鳥の皮を切り出し焼く。
転生してから約一か月ぶりに嗅いだ肉の焼ける匂いは、俺の胃に大合奏をさせると同時に涎の洪水を引き起こした。
切り分けて置いた肉をフライパンへと投入する。
ジュッと美味そうな音を立てながら肉が焼けていく。捌き方何て分からないので細かくなった鳥肉は直ぐに火が通り焦げ目が付いた美味そうな見た目へと変化した。
フライパンを火から離し、肉汁も残さず前に作った木の皿へ盛り付ける。
「いただきます」
最早待つ事など不可能だった。いただきますを言えた事が奇跡だと思える位だ。お手製の箸を使って一気に食らいつく。
「ううううううまあああいいいいいぞおおお!!!」
調味料なんて無い、只々素材の味だけだ。だが、そんな事は関係ない。鳩に似たその鳥は独特の臭みが有りそれが又良い。
美味過ぎて食べていた間の記憶が無い。
気が付いたら俺は何も乗っていない皿を舐め終わった後だった。
「まだ食える」
俺は残りの肉も焼いてく。骨の付いた足の部分も手羽先も砂肝も全てに火を通す。その後は無心で食べ続け、だらだらと日が陰って来た頃には骨を齧りながら藁の上で寝っ転がっていた。
そのままその日は床に就き、俺の記念すべき日はこうして終わったのだった。
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