今年は去年の自分からは想像もできない一年だった、、一般的に見てワルい事は正月いきなり多臓器不全で倒れて、ICU含めて3ヵ月入院し、病院の人達の制止を振り切り、「死んでも異議申し立てしません」という誓約書を書かされ、匍匐前進しながら、無理矢理退院しきたと思ったら全脊髄を圧迫骨折していて、身長が15センチも縮んで背中が丸まってしまった(p q)

家に帰ったと思ったら母が僕が倒れたショックで死んでしまっていて、父は愛人と一緒に匍匐前進の僕を置いて家を売って出ていった

そのショックで睡眠薬依存性になってしまって、喀血と下血が止まらず、薬が切れると、酷い痙攣発作が起きて、目覚めるたびに背中や舌(3〜4倍に噛んだせいで膨れ上がる)に激痛が走り動けなくなって身長も都度縮むし、死ぬほど苦しみ抜いた、、でも病院大嫌い人間なので、そのまま動けないままご飯も食べずただ時間薬を使って回復を待った。薬物依存や薬物中毒がこれほどまでに、苦しいものだったなんて初めて知った、、未だに思い出すだけで、よくあんな地獄の苦しみの中で、自殺しなかったなと自分で自分を誉めてしまいます(笑)

それでも生きていかなきゃいけないので、途方に暮れている間もなく仕事に無理矢理復帰して、今は少し落ち着いて、本当に優しい監督やスタッフに介助されながら、なんとか元気に頑張っている

だけど、ワルい事だけじゃなかった、、今まで人なんか信じた事もなかったし、人間なんてろくなもんじゃないって、いつもぬいぐるみとばっかり遊んでいた自分が、世の中には本当に、優しい人がいるんだなって、世の中色々あるけれど、なんだかんだ愛に満ちているなって心から思った

それに死ぬほどの思いや死ぬほどの哀しみや苦しみを経験して、恐がりだった自分が少し大人になったのか、イベントとか男優として講師に招かれる大学の授業とかニコ生とか昔なら断ってたような仕事にも挑戦するようになった。こうして健康に生きている奇跡や仕事に呼んでもらえるありがたさや人の優しさや人が編み出した介助用の道具の凄さを知る事になって、なんていう奇跡の中を自分は生かされているんだって今までワガママ放題の放蕩息子だった自分が謙虚になれた気がする

後はなんといっても自分がやらなきゃ何も始まらない、、ガスを親たちが家を出ていく時に止められちゃって、炊事等はできないのだけれど、家事も炊事以外はなんとかできるようになったり、クリーニング屋さんや名刺屋さん
にアウトソーシングするようになった。一人暮らしは確かに寂しいけど、自由だし、ワルい事だけじゃない

愛人と匍匐前進してる自分を見捨てて出ていった時は親父をなんとかして見つけて本気で殺してやろうって思って捜索願まで警察に出すほど恨んだ事もあったけど、今は捜索願も取りさげて、親父には親父には人生があり、自分には自分の人生がある、、そんな親父が愛しくも感じる。自分には親父の人生に干渉する権利なんかない。全く赤の他人なんだから、、それなのにここまで育ててくれた事にも、置き去りにして、色々な甘えを取り去ってくれた事にも感謝している。

来年の自分はどこで何をしているんだろう?人生色々あるけど、楽しく生きていられたらいいなって思う、、いや、、この生きている奇跡や優しい人も世の中にはいる事を決して忘れないで生きていたい、、そう思う。

そして自分もなるべく人に優しくなれたら万々歳だ(^〇^)

テロや戦争等凄惨な事があちらこちらで起きているし、人間に欲や時間という概念が払拭できない限り、それらの事は人間が存在する限り永久に続くであろう。

だけど、僕は知っている、どんな人間も本当は愛に満ち溢れた存在だって、この世界が愛に満ち溢れ、欲や時間の概念が払拭できて、自分と他人の違いを認め合う事ができた時、皆違って皆いいって皆が気付いて、一人一人が皆に優しくできた時、許す事ができた時、全ての戦いは誰もが持つ愛の力によって終結するだろう。しかもそんなに遠くはない未来に、、僕は最近の若者たちを見て、そう確信している

そして、僕には夢ができた。障害者男優として世界一の男優になる事だ。ヘレンケラーや山田かまちみたいに、、不可能だと思われてるような事をやってみせる。

勇気と根性だけは誰にも負けない自信はあるよ。だって毎日命懸けてやってるんだから😄
たまには弱気になる日もあるけど、絶対に世界一の男優になってみせる。だから、皆様介助宜しくお願い致します(笑)そのためならなんだって犠牲にするし、なんだってやってやるんだ