不合格者に「お祈りメール」、韓国企業も苦労

不合格者に「お祈りメール」、韓国企業も苦労

 「私も就職活動をしていたころ、何回も苦い思いをしました。今、この文章を書くにあたり、非常に慎重になっています。どんな言葉も慰めにならないことを知っているからです」。石油化学製品の製造をする企業グループ「梨樹グループ」が先月27日に新入社員書類選考不合格者たちに送ったメールが、就活生のインターネット・コミュニティーで話題になっている。梨樹グループは不合格者を慰め、激励するのはもちろん、合格基準や個人情報の廃棄計画まで知らせた。このメールを受け取ったキム・グァンホンさん(26)は「不合格だと通知すらしてくれない企業も多い中で、人間として尊重されている気がした」と言った。

 最近の企業は不合格を通知する時も慎重だ。就職難にあえぐ若者は不合格通知の言葉一つにも敏感に反応するためだ。不合格を通知していない企業の名前がネット掲示板やソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)であっという間に広まる一方で、不合格者に配慮している企業は良いイメージで見られるようになることもある。このため、各企業は不合格者たちに丁重に伝える「断る技術」に苦労している。

 最近の流行は、志願者たちに温かいメッセージを送る「癒し型」だ。パーティー・イベントを取り扱う「パーティー・コリア」は面接終了後、志願者たち一人一人にメッセージを送った。「いつも『仕事を楽しんだ』と言っていたエジソンのようになりたい」と自己紹介書に書いた志願者には「韓国のエジソンを応援する」とメッセージを送った。不合格だったことをスマホの無料通信アプリ「カカオトーク」で伝え、不合格者たちとチャットのやり取りをした。同社のキム・ジンウ代表は「不合格者と最近の就職難や将来の夢についてやり取りしたところ、次の社員募集の時も必ずまたチャレンジしたいという答えが返ってきた」と話す。広告会社「INNOCEAN」は面接試験を受けた志願者に「きょう見せてくださった情熱と意志で挑戦すれば、何事も成し遂げられると信じています」と書いた紙を、面接で来社する際にかかった交通費を入れた袋に同封した。就活生たちの間では「INNOCEANが作った最高の広告」と評価されている。

ソン・ユジン記者
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