盛田さん通夜に、三浦ら400人が参列「攻める姿をマウンドで見せてもらった」
2015年10月20日6時0分 スポーツ報知
プロ野球の大洋(横浜、現DeNA)、近鉄で活躍し、16日に転移性悪性腺腫のため45歳で亡くなった盛田幸妃さんの通夜が、生まれ故郷・北海道鹿部町の東光寺で営まれ、DeNAの三浦ら球界関係者も含む400人が参列した。
三浦は「攻める姿をマウンドで見せてもらった。昨年、横浜の病院でお会いしたのが最後。『1軍に上がって頑張れ』と励ましてくれた」と別れを惜しんだ。
鹿部中、函館有斗高(現函館大有斗)関係者も大勢参列。中、高の同級生で社会人の王子製紙苫小牧で活躍した中村和之さん(46)は「責任感があり、自分一人で責任を背負うことのできる投手だった」。高校の2年後輩の船尾隆広さん(44、現札幌大谷野球部監督)は「高校時代は雲の上の存在で、話しかけられなかった。でも早すぎます」と涙をこらえていた。
盛田さんは横浜でだびに付され故郷に戻った。19日夕、遺骨を妻の倫子さん(48)、遺影を父・武男さん(78)が持ち通夜の営まれる本堂に入った。幸妃さんの長姉の中川咲久美(50)さんは「車いす生活になっても最後まで病気と闘い頑張った」と闘病生活を振り返った。咲久美さんと次姉・庸子さんは、ともに横浜市内で看護師として働いていて、交互に盛田さんを看護していたという。
葬儀・告別式は20日午後1時から同所で行われる。