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パリ同時テロ 127人死亡 非常事態を宣言
11月14日 19時19分

パリ同時テロ 127人死亡 非常事態を宣言
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フランスの首都パリで、日本時間の14日朝早く、少なくとも6か所で何者かが銃を乱射したり爆発物を爆発させたりする事件が相次ぎ、合わせて127人が死亡しました。オランド大統領は非常事態を宣言し、警察は同じグループによる同時テロの疑いがあるとみて捜査しています。
パリの警察によりますと、13日夜(日本時間14日朝早く)、パリ中心部のコンサートホール、バタクランで、ロックグループのコンサート中に複数の男らが観客に向けて銃を乱射し、人質を取って立てこもりました。
ホールは座席数がおよそ1500で、当時はほぼ満席だったということです。
その後、警官隊が突入し容疑者を殺害しましたが、パリでは、ほぼ同じ時間帯にレストランで発砲があったほか、近郊のサッカースタジアムの出入り口付近では爆発が複数回起きるなど、合わせて少なくとも6か所で事件が相次ぎました。
オランド大統領は記者会見で「一連のテロ事件で合わせて127人以上が死亡した」と発表し、地元メディアは捜査当局の話として、このうちバタクランのコンサートホールで少なくとも78人、レストランでの発砲があったシャロンヌ通りで少なくとも18人が死亡したと伝えているほか、けが人はおよそ200人に上ったということです。
また検察は、容疑者について、これまでに8人が死亡し、このうち7人が自爆テロで死亡したとしていて、警察は、一連の発砲と爆発は同じグループによる同時テロの疑いがあるとみて捜査しています。
最も被害が大きかったコンサートホールについて、BBCは目撃者の証言として、2~3人の若い男が自動小銃を10分から15分の間撃ち続けたと報じたほか、AFP通信は、容疑者らがフランス軍によるシリアへの空爆に対する報復だと叫んでいたと伝えています。
パリでは今月30日から地球温暖化対策を話し合う国連の会議が開かれる予定で、フランス全土に兵士7000人を動員するなどして厳重な警戒態勢が敷かれていました。オランド大統領はテレビを通じて「前例のないテロだ」と述べ、非常事態を宣言したうえで1500人の兵士を追加動員することを決めました。
一方、パリにある日本大使館によりますと、今回の事件に日本人が巻き込まれていないか、確認を急いでいるということです。

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