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【パリ多発テロ】
仏で多発テロ、死者120人以上 「神は偉大なり」と叫ぶ犯人 オランド大統領、全土に非常事態を宣言
【ベルリン=宮下日出男】フランス・パリ中心部の劇場やレストランなどで13日夜(日本時間14日早朝)、銃撃などの襲撃事件が相次いで発生した。劇場では侵入した犯人らが観客らを人質に立てこもり、警察が強襲作戦に踏み切った。ロイター通信などによると、死者は計120人以上に上った。オランド仏大統領は「前例のない規模のテロ」と断定し、フランス全土に非常事態を宣言した。
これまでの情報を総合すると、事件はパリ郊外サンドニのサッカー競技場で13日午後9時20分(日本時間14日午前5時20分)すぎ、爆発が起きたのを手始めにパリ市内のレストランや劇場で銃撃などが相次ぎ発生。仏メディアは少なくとも6カ所がテロの標的になったと伝えた。
死者はロイター通信が120人以上としているが、さらに多い情報もある。負傷者のうち約80人が重体とも伝えられ、被害はさらに拡大しそうだ。
現地の日本大使館は、これまで日本人が事件に巻き込まれたとの情報はないとしている。