中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > スポーツ > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【スポーツ】

<首都スポ>大学サッカー 明大、最終戦逆転勝ち 望みつないだ暫定首位

2015年11月15日 紙面から

慶大−明大 後半6分、同点ゴールを決めた和泉(手前)は、明大イレブンと喜びを爆発させる=川越運動公園陸上競技場で

写真

◇関東大学サッカーリーグ 明大3−2慶大

 1部リーグの優勝決定は最終日に持ち越し! 第89回関東大学サッカーリーグ(東京中日スポーツ後援)は14日、埼玉県川越市の川越運動公園陸上競技場などで最終節の1部4試合と2部6試合を行い、1部で前節まで2位の明大は3−2で慶大に勝って勝ち点を43とした。0−1で折り返した後半に3点を奪っての逆転勝利。これを受け、現時点で勝ち点41の早大が15日の法大戦で勝てば早大の優勝、引き分け以下なら明大の優勝という状況になった。順大は3−1で駒大を下した。2部では前節終了時点で2位の筑波大が同4位の東洋大と1−1のドロー。同3位の関東学院大は優勝と1部昇格をすでに決めている日体大に3−7で敗れた。この結果、筑波大の1年での1部復帰が決定した。15日に1部の残り2試合が行われ、今リーグの全日程が終了する。

 あきらめるわけにはいかない−。明大が意地の逆転劇で優勝争いに踏みとどまった。敗れると早大のリーグ制覇が決まるという状況で迎えた、まさに崖っぷちの一戦。前半終了間際にPKで先制されてますます追い詰められたが、後半に入って3点をもぎ取った。

 まずはエースFWで主将の和泉竜司(4年・市船橋)が口火を切った。後半6分に右足弾。「シュートコースはないようにも見えたんですが、思い切って打ちました」という気持ちのこもった一撃は、相手GKをかすってゴールネットを揺らした。

 続いて同28分、ボランチの柴戸海(2年・市船橋、写真)がスルスルとゴール前に進出し、ヘッドで逆転弾をねじ込んだ。「狙っていたんです。今(がチャンス)かなと感覚的に思って上がっていきました。重要な試合で取った点なので、うれしさでいっぱいです」と喜んだ柴戸。「早めに追いついたことで、あと1点は絶対に入るだろうと思いました。本当に頼りになります」と、高校時代からの先輩である和泉の同点ゴールで流れが変わったことを強調した。

 この逆転勝利によって現時点では暫定首位となり、早大にプレッシャーをかける形となった。しかし、和泉は早くも気持ちを切り替えた。「優勝できるかどうかは早稲田次第で僕たちとしてはもうどうしようもありませんし…。今は自分が点を決めてリーグ最終戦に勝てたということでホッとしているところです。12月にインカレ(全日本大学選手権)が残っているので、そこに向けてまた頑張って練習します」と、次なるターゲットである全国制覇に思いをはせていた。 (関孝伸)

 首都圏のアスリートを全力で応援する「首都スポ」面がトーチュウに誕生。連日、最終面で展開中

 

この記事を印刷する

PR情報





中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ