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【ゴルフ】

青木瀬令奈、初Vへロックに攻める

2015年11月15日 紙面から

第2日、18番で第2打を放つ青木瀬令奈=千葉・グレートアイランドCで(武藤健一撮影)

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◇伊藤園レディス<第2日>

 ▽14日▽千葉県長生郡長南町・グレートアイランドC(6639ヤード、パー72)▽雨、気温15・3度、風速1・1メートル▽賞金総額1億円、優勝1800万円▽94選手(うちアマ2人)▽観衆3047人

 前日9位発進の青木瀬令奈(せれな、22)=三和シヤッター工業=が6バーディー、1ボギーの67と伸ばし、首位と2打差の通算9アンダー、2位に浮上した。現在賞金ランク36位、来季の初シード入りを決めているだけに、次はツアー初優勝を目指すのみと意気込んでいる。通算11アンダー、単独首位は賞金女王決定間近のイ・ボミ=韓国。青木と並ぶ2位に菊地絵理香(27)=オンワードホールディングス=と若林舞衣子(27)=ヨネックス=が続いている。賞金ランク2位のテレサ・ルー(台湾)は通算8アンダーで5位。

◆イ・ボミに挑戦状

 狙った獲物は逃がさないタイプ。10月の富士通レディースでは「今週3位に入って来季シードを決める」と宣言して、それを実現した青木。今度はツアー初Vを誓ってイ・ボミに挑戦状をたたきつけた。

 「シードが決まって、あとは優勝だけって気持ちがすごく強くて。するとしたら今週かなと思ってた。ショットの調子、パッティングもすごくいいので、あとはメンタル次第かなと」。通算10アンダー以上まで伸ばすことを目標にしていたという第2ラウンドは、前半のアウトで4バーディー。後半は13番で2・5メートルを決めた後、14番で第2打をグリーン左奥の斜面に落とし唯一のボギーにしたが、16番で6メートルのバーディーパットを沈めて67。通算9アンダーでホールアウトした。

◆楽器いろいろ◎

 瀬令奈(せれな)の名は愛を奏でるセレナーデ(夜想曲)に由来する。父・博昭さんはドラム演奏家で音楽教室やライブハウスを経営、母・三枝さんもピアノ講師。そんな環境で育っただけに「母のおなかにいる時からクラシックを聴かされてたみたいです。ピアノ、ギター、ドラム、それにトランペットやトロンボーンなど金管楽器はほとんどこなせます」という。だが「音楽よりゴルフが気持ちよかった」と、この道を選びここまで来た。

◆気持ち負けない

 「相手(イ・ボミら)が崩れることは絶対にないと思うので、気持ちで負けたら負けと思ってる。常に上位でプレーしている選手ばかりだけど、気持ちで負けなければチャンスがあると思ってプレーしたい。自己ベスト64を超えられるようなゴルフを」。最終日はやさしいセレナーデでなく、ハードロック調で勝負だ。 (月橋文美)

 

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