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【プロ野球】

巨人・吉川が井端の後継者に名乗り

2015年11月15日 紙面から

巨人の宮崎キャンプで反復練習に打ち込む吉川=木の花ドームで(小林孝一郎撮影)

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 巨人の吉川大幾内野手(23)が、今季限りで現役生活を終えた井端弘和1軍内野守備走塁コーチ(40)の後継者を目指す。同じ内野のユーティリティープレーヤーとして、元中日の大先輩が担っていた仕事を引き継ぎたい考えだ。

 「レギュラーを狙うために1軍に定着したい。井端さんのポジションを狙えるように頑張ります」

 吉川は昨オフに中日から戦力外通告を受け、巨人と契約。プロ5年目の今季は47試合で56打数14安打と、いずれも自己最高の成績を残した。チームが捕手不足に悩んだ試合では経験がないのに「できます」と志願してブルペンで捕球練習するなど、貪欲な姿勢で飛躍の足掛かりをつかんだ。

 その中で痛感したのは基本の重要性。「基本をしっかりしないと、応用もできない」。宮崎キャンプ中の14日は江藤打撃コーチにフリー打撃を真横からタブレット端末で撮影してもらい、すぐさまフォームを確認。「打撃も守備もフォーム固め。その繰り返しです」と地道な反復練習を繰り返す。

 井端コーチの引退でチャンスは確実に増えるはず。まずは便利屋としてベンチで居場所を確保し、ゆくゆくはレギュラーへ。存在感抜群だった先輩の残像を追いかける。 (小林孝一郎)

 

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