式守伊之助、1場所2度目の軍配差し違えで3日間出場停止
2015年11月14日21時21分 スポーツ報知
◆大相撲九州場所7日目(14日・福岡国際センター)
立行司の第40代式守伊之助が、白鵬―隠岐の海戦で軍配を差し違え、3日目結びの日馬富士―碧山戦に次ぐ1場所2度目の軍配差し違えとなり、8日目から3日間の出場停止となった。
白鵬―隠岐の海戦で伊之助は軍配を西前頭2枚目・隠岐の海に上げたが、物言い。行司差し違えで、攻め込まれながらも大技・やぐら投げを繰り出し土俵際で大逆転した横綱・白鵬の勝利となった。白鵬はただ一人無傷7連勝。
式守伊之助は、3日目の打ち出し後に日本相撲協会の北の湖理事長(元横綱)に口頭で進退伺。同理事長からは「際どい相撲だったが、しっかりと見るように」と慰留を受けていた。
また、先場所10日目にも結びの鶴竜―妙義龍で軍配差し違え。相撲協会広報部に残る資料では、伊之助の2場所連続差し違えは第33代による2004年初、春場所以来。第29代は1997年夏場所から3場所続けて計4度の失態を犯し、3日間の出場停止処分を受けている。