【BOX】村田、パワフル戦法磨く!米初戦勝利も「特徴ない」と反省
2015年11月10日6時0分 スポーツ報知
【ラスベガス(米国)8日=飯塚康博】プロボクシングWBC世界ミドル級5位の村田諒太(29)=帝拳=が、原点回帰を誓った。元世界ランカーのガナー・ジャクソン(ニュージーランド)に判定勝ちを収めた米国デビュー戦から一夜明けた8日、ラスベガス市内で取材に応じた。
「情けない」と自らを責めた米国初陣。村田は「(世界を取る)夢をかなえようとこの道に来て、今は夢の途中にある。道から外れるわけにいかないし、前を向いている」と顔を上げた。
守勢に回る相手に手こずった要因を「自分が平均点で、特徴のない選手になっている」と分析。「何か突出した選手の方が強い。勝負できる部分を強化しないとこの先はない」。アマ時代から得意にする圧力をかけて強打を入れるパワフルな戦法を磨くことを決めた。帝拳ジムの本田明彦会長(68)も「村田の武器は右ストレート。実戦で7割は決め手を生かせるようにしたい」と話す。
次戦は来年2~3月に米国か中国で行う方向。来夏には上位の世界ランカーとの対戦で勝負をかける計画だ。