たけし、68歳若さの秘訣語る「家庭を顧みず、人生を楽しむこと」
2015年11月15日6時0分 スポーツ報知
タレントのビートたけし(68)が14日、都内で「第9回アンチエイジング大賞」の授賞式に出席。大賞に選ばれ、スピーチでは約45分間、たけし流の人生論を語った。
「アンチエイジング」とは、老化を予防し、若さを保つこと。40年以上若さを維持し続け、芸能界の第一線で活躍するたけしは先日、週刊誌に報じられた不倫疑惑を引き合いに「家庭を顧みず、カミさんを生かさず、殺さず、離婚されず。財産も渡さない。これが大事」と力説し、笑いを誘った。
1986年のフライデー襲撃事件や瀕死(ひんし)の重傷を負った94年のバイク事故にも触れ、「我々芸能人は綱渡りのような生活を送らなきゃいけない。一歩間違えたら、塀の中。みんなに注目されて、心配されてナンボ。でも、これをやるには年季が必要だね」とニヤリ。祝福に駆けつけたガダルカナル・タカ(58)も「そうそう、この人は犯罪者なんですよ。でも、押し返す精神力がすごい」と師匠をたたえた。
お笑いに加え、映画監督、落語家、芸術家と活動は多岐にわたる。時には悩むこともあり、「たまに客観的に自分を見ることも必要。俺なんか、『たけし、最近、疲れてないか? 大丈夫か?』って自分に話しかけるようにしてる」。さらに「何より人生を楽しむことが大事だな」と続けた。
気心の知れたタカと息の合ったトークを展開し、「こいつは弟子の中で出世頭でね。愛妻家なんですよ」。ほのぼのトークかと思わせて「奥さんは5人だっけ?」とジョークで笑いに変えた。タカに「あなたはどうなんですか?」と反撃されると「申し訳ありません」と頭を下げて、しっかりオチをつけた。