【巨人】今村、224球オール直球!外角低めの制球極める

2015年11月15日6時0分  スポーツ報知
  • ブルペンで投げ込んだ今村

 巨人・今村信貴投手(21)が14日、ブルペン入りし、今キャンプ自己最多の224球をすべて直球で投げ込んだ。尾花投手コーチから「セ・リーグの左打者の反対(左翼)方向へ放つ技術は上がっている。低めに投げ切らないと打ち取れない」という指導から今秋は外角低めの制球を徹底。左のエース“育成プラン”のもと、挑戦を続けている。

 今村の左手はボロボロだった。親指の皮はむけ、人さし指と中指のマメもつぶれていた。高橋監督も見守る中だったが「キャンプだけ呼ばれる選手ではだめ。忘れられてしまうので頑張っていきたい」と目を輝かせた。入団1年目の12年にイースタンでのノーヒットノーランを達成。2年目にプロ初勝利。昨年は2勝し、今季は飛躍を期待されたがオープン戦で結果が出ず。その後、制球難に陥り、1軍登板なしに終わった。この秋のキャンプにかける思いは強い。

 尾花コーチから「そこ(左打者の外角低め)に10球続けて投げられれば、2ケタ勝てる」と励まされながら投球。首位打者のヤクルト・川端や阪神・鳥谷のような左の巧打者は「外角の真ん中(ベルトの高さ)や高めに投げたら簡単にバットに当てられる。低い位置に投げる必要がある」と尾花コーチは分析。今村を勝てる投手にするため、細かい制球力を求めた。

 実際は同じコースに連続して投げられたのは4球のみで「なかなか難しいですね。狙ったところにいったのは半分くらい。まだまだです」。来季は左の先発ローテで確約されている投手はいない。努力の跡が残る左手でチャンスをつかみにいく。(楢崎 豊)

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