プロボクシングのWBC世界スーパーフェザー級王者三浦隆司(31=帝拳)が14日、21日(日本時間22日)に米ラスベガスで行われる同級1位フランシスコ・バルガス(30=メキシコ)との5度目の防衛戦に向け、国内での練習を打ち上げた。約2時間半、スパーリングやミット打ちで汗を流すと「戦う気持ちは出来ている」と引き締まった表情で言い切った。
興行のメーンはWBC世界ミドル級王者コットと2階級制覇を目指すアルバレスのスター対決とあり、約1万2000人収容の会場「マンダレイベイホテル&カジノ」は超満員確実。さらに、ここにきて、WBA世界スーパーミドル級スーパー王者ウォードの負傷による欠場が決定。三浦の試合がセミに“昇格”することが決まった。
世界から注目される大舞台も、三浦にぶれはない。過去最多165回のスパーリングを消化するなど、無敗挑戦者との一戦に向けてしっかりと準備を進めてきた。3戦連続KO防衛中の倒し屋は「大きなリングに立つことではなく、勝つことが目標。目の前の相手をぶっ倒すだけです」と言葉に力を込めた。【奥山将志】