米国戦の6回、中田が左中間に勝ち越し3ランを放つ=桃園(共同)【拡大】
13安打の打線に日本・稲葉打撃コーチ「誰かが打てなくても誰かが打つ。頼もしい打線」
1回無失点の日本・増井(日本ハム)「いいところに投げられれば、しっかり抑えられる」
自己最速の158キロを計測するなど1回無安打無失点の日本・沢村(巨人)「(球速を)意識していないが、調子のバロメーター。与えられたところで、全力でいくだけ」
★金から黒へ
日本ハムでは髪の毛を奇抜な金色に染めていた中田だが、2日の侍ジャパンの集合日に合わせて黒色に変更した。2013年に就任した小久保監督がミーティングで常々、「アマチュアのいい手本になる集団になろう」と召集した選手に呼びかけてきた。ユニホームの着こなしや着帽に厳しい指揮官の方針を理解していることも、好結果につながっている要因だろう。
データBOX
〔1〕中田(日本ハム)が3打点を挙げて今大会通算11打点とした。プロが参加した五輪(2000年シドニー五輪以降)、WBC、プレミア12で1大会通算11打点は、04年アテネ五輪で福留孝介(当時中日)がマークした10打点を抜く最多となった。
〔2〕日本が五輪、WBC、プレミア12で米国戦に勝利したのは、09年WBCの準決勝(○9-4)以来6年ぶり。米国戦で2桁得点を奪ったのは、アマチュア選手だけで臨んだ1996年アトランタ五輪の準決勝(○11-2)以来19年ぶり。
プレミア12
世界野球ソフトボール連盟(WBSC)主催で新設された国際大会で4年に1度、11月に開催。第1回大会は8日から21日まで行われる。世界ランキング上位12位までの国・地域が出場。6チームずつ2組に分かれて総当たりのリーグ戦を行い、各組上位4チームが決勝トーナメントに進む。予告先発、DH制を採用。投手の球数制限はない。準々決勝までは五回15点差以上、七回10点差以上でコールドゲームとなり、九回終了時に同点の場合、延長戦は無死一、二塁からプレーするタイブレーク制で決着がつくまで行う。
(紙面から)