2015.11.15 05:04(3/4ページ)

1位突破ダ~ン!中田、3戦連続V打で米打ち負かした/プレミア12

1位突破ダ~ン!中田、3戦連続V打で米打ち負かした/プレミア12

七回、会心の当たりに松田も雄たけび。米国を粉砕した(撮影・松永渉平)

七回、会心の当たりに松田も雄たけび。米国を粉砕した(撮影・松永渉平)【拡大】

 快勝した舞台は桃園国際野球場。同球場で行われた12日のドミニカ共和国戦の観衆は3500人だったが、この日は週末で内野スタンドは大入り。ちょんまげのカツラを被った日本人応援団が現れるなど、場内の雰囲気はホームだった。

 中田が停滞ムードを払拭すると、松田(ソフトバンク)がトドメを刺した。七回。左翼フェンスを越える1号グランドスラム。10点目をたたき出した。「それまで3打席凡退していて、小久保監督から『頭を整理して打席に入れ』といわれた。シンプルに甘い球を打てた」と声が弾んだ。

 32歳の強打者はソフトバンクの日本一を手土産に、米大リーグ移籍を目指して海外フリーエージェント権を行使。バックネット裏でマリナーズやナショナルズなどのスカウトが視察する中、格好のアピール弾にもなった。

 15日のベネズエラ戦を挟み、16日の準々決勝に臨む。「打線がつながって、いい勝ち方でした。1位通過? 必ず勝って日本に帰りたい」と小久保監督。試合を重ねるたびに、侍たちが頼もしくなっていく。(上野亮治、吉村大佑)

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  • 小久保監督(右)は試合後に「また?」と言いながら中田と手を合わせた。2人の笑顔がチームの雰囲気を物語っている(撮影・春名中)
  • 六回、勝ち越しの3点本塁打を放つ日本ハム・中田翔=台湾・桃園球場(撮影・春名中)
  • 米国戦の6回、中田が左中間に勝ち越し3ランを放つ=桃園(共同)
  • 6回、勝ち越しの3点本塁打を放った中田=台湾・桃園球場(撮影・春名中)
  • 6回、3点本塁打を放った中田を迎える筒香=台湾・桃園球場(撮影・松永渉平)
  • 7回、満塁弾を放つ松田=台湾・桃園球場(撮影・春名中)
  • 7回、満塁本塁打を放つ松田=台湾・桃園球場(撮影・松永渉平)
  • 7回、満塁弾を放ちスタンドの声援に「熱男~」で応える松田=台湾・桃園球場(撮影・春名中)
  • 5回から登板した2番手の則本=台湾・桃園球場(撮影・春名中)
  • 6回、ピンチを切り抜け吠える則本=台湾・桃園球場(撮影・春名中)
  • 9回に登板の沢村=台湾・桃園球場(撮影・松永渉平)
  • 中田翔・プレミア12アットバット