六回、勝ち越しの3点本塁打を放つ日本ハム・中田翔=台湾・桃園球場(撮影・春名中)【拡大】
二度あることは、三度あった。今大会、大当たりの中田が3戦連続の殊勲打。こよいは豪快な3ランだ。
「筒香が同点タイムリーを打ってくれて、楽な気持ちで打席に入れました。イケイケムードだけは崩したくなかった」
メジャー登板が1試合しかない米国先発のグルーブから五回までに1点しか奪えず、苦戦した。日本にとっては嫌な雰囲気が漂いだした六回、逆転劇が始まった。筒香(DeNA)の中前適時打でまずは同点。なお一死一、二塁で、中田がメジャー通算20勝左腕・イブランドの140キロをフルスイング。打球は左中間フェンスをまたいだ。
神懸かっている。1次ラウンドは4試合で打率・533(15打数8安打)、2本塁打で11打点の荒稼ぎ。4連勝に貢献し、チームはB組1位が決定。16日の準々決勝ではA組4位と戦えるメリットがある。