懐かしい2007年のワンシーン。球児(左)と金本監督のタッグが帰ってくる!【拡大】
4年ぶりに古巣に戻る覚悟を決めたからには、がむしゃらに働く。新しい姿をみせる。阪神復帰決断から一夜明け。藤川がサンケイスポーツの取材に応じ、力強く決意表明した。幾多の経験を経て、最後は虎で骨を埋める考えを語った。
「阪神で最後を終えたいというか、1年1年をまっとうしたい。いつグラウンドで倒れてもいいように全身全霊を込めて、頑張る。それだけだから」
もう、迷いはない。家族のことをはじめ、いろんな要素を鑑みて、身の振り方を悩み抜いたが、いざ、代理人から最終的な判断を委ねられると、「1秒もかからなかった」という。
すでに見据えるは、タテジマ生活をどうまっとうするかだ。2年契約とみられるものの、気持ちの上では1年勝負。2013年から米大リーグのカブス、レンジャーズ、そして独立リーグと渡り歩いたが、プロ野球人生の“集大成”は大好きな虎しかなかった。これまで培ったノウハウをチームに還元しつつ、もう一花咲かせるつもりだ。
当然、大目標にあるリーグV、日本一へ、どんな役回りもいとわない。過渡期を迎えたチーム事情を踏まえ、どのポジションでも引き受ける強い決意を口にした。
「手が届かない、チームが困っているところでやれればと思っている。ポジションが決まっているより、大変かもしれないけど、そのための準備をしっかりしたい」