(戦跡めぐりバスツアー案内ビラ・申込書PDF
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大阪平和委員会と大阪原水協は、11月11日午後1時30分から3時まで空堀商店街~生玉神社~地下鉄谷町九丁目駅頭~谷町七丁目交差点のルートでねり歩き、「くりはら貴子大阪府知事、柳本顕大阪市長」の誕生によって、対立と分断で住民をバラバラにする「維新政治」にさよならしましょうと、紙製ハンドメガフォンで訴えました。
行動後「日刊ビラの受け取りもよく日増しに反応がよくなってきたね」との感想が出されました。
この宣伝行動は、計6人で行われましたが、静岡県平和委員会の小林和江さんと東京のおりづる9条の会世話人の星とくえさんの2人が加勢してくれました。
全国代表者会議(安保破棄中央実行委員会主催)が11月7日(土)と8日(日) 那覇市内で開かれました。この会議には、来年の沖縄3大選挙(1月宜野湾市長選挙、6月県議会選挙、7月参議院選挙)に勝利し、沖縄県名護市辺野古新基地建設を阻止する運動に大きなはずみをつけようと19都府県から65人が参加しました。
会議では、シムラ恵一郎・宜野湾市長選予定候補(写真左)、伊波洋一・参議院沖縄選挙区予定候補、仁比聰平・日本共産党参議院議員が来賓あいさつをしました。仁比議員は、10月25日の宮城県議選で共産党の議席が倍加した「宮城ショック」に続き、3大選挙に勝利して辺野古新基地建設は許さないという「オール沖縄」の民意を示そうと呼びかけました。仲山忠克弁護士は、翁長知事による公有地水面埋め立て承認の取り消し表明に伴う辺野古新基地をめぐる法的たたかいについて報告しました。瀬長和男・沖縄県統一連事務局長は、キャンプシュワブ・ゲート前の座り込みを暴力的に排除しようと座り込み参加者数を上回るほどの警視庁機動隊が東京から動員されていると告発し、県外からの座り込み支援の強化を訴えました。渡久地修・日本共産党沖縄県議は、翁長知事による訪米は下院議員15人と懇談するなど大きな成果を残したと報告しました。
このあと、参加者は全国各地の沖縄連帯行動や戦争法案反対の取り組みなどについて活発な討論と交流を行いました。大阪平和委員会や大阪安保から参加した4人も毎月実施している「沖縄連帯15日行動」や大阪若者沖縄支援ツアー(来年2月実施予定)などについて発言し討論に加わりました。
8日会議終了後、参加者はバスに乗り、右翼の宣伝カー数台が大音量スピーカーでがなりたてる中キャンプシュワブ・ゲート前に到着。静かになったあと、テント前で紹介されてから地元の人と一緒に座り込みました。休日のため工事車両の出入りはありませんでしたが、午後4時前ゲート前に移動しプラカードをかかげミニデモ行進をしました。
9日(月)は、ヘリパッド(ヘリコプター着陸帯)工事阻止のため座り込みをしている東村高江の現場(N1テント)までバスで行き、伊佐真次・日本共産党東村議員(写真左)の説明を聞いた後、座り込みに参加しました。
今回現地に行ってはじめて、10月29日沖縄防衛局が埋め立て本体工事に着手したと発表しましたが、実際はヤードをつくるまねをしたりしているだけで、「猛反対しても無理」という無力感やあきらめの気持ちを醸成するのが狙いの真っ赤な嘘であるとわかりました。
翁長知事と稲嶺名護市長の行政権限とそれを支持している沖縄県民と全国の運動が本体工事を阻止しています。全国からの沖縄連帯支援を強化しましょう。
近藤・岩田両理事長を含む大阪平和委員会と大阪原水協の6人は、11月6日地下鉄谷町9丁目駅頭・9丁目交差点北口でさよなら「維新政治」、くりはら貴子大阪府知事候補と柳本顕大阪市長予定候補の必勝に向け宣伝行動を実施しました。
参加者6人は、大型プラスターを背中に、「さよなら維新」のポテッカーを前にかけ、紙メガホンを使って元気な声で両候補への支持を訴えるとともに、日刊ビラ11月6日号を配布しました。
「足腰が弱っているものとして敬老パスの改善(乗車ごとの50円負担廃止)を公約している柳本さんは頼もしい。頑張ってな!」と声をかけてくれる女性がいました。
大阪平和委員会と大阪原水協の両団体は、投票日前日まで毎日(木曜日と休日を除く)午後2時から同駅頭で宣伝行動を行う予定です。
なお、大阪安保など他の平和友好団体も、火曜日と金曜日にこの行動に合流します。
10月31日、静岡県御殿場市で開催された「日本平和大会in富士山」に青年3人で参加してきました。
はじめに、新幹線三島駅前でバスに乗り、キャンプ富士という米軍基地(117ヘクタール) のある「東富士演習場」ウォッチングに出かけました。同演習場は山手線がすっぽり入るほどの広さをもち、静岡が面積比全国第3位の「基地県」であることを実感しました。
次に開会集会。全国から1100人が参加し、沖縄や静岡、神奈川などの県代表や青年たちが戦争法案反対運動や米軍基地建設や強化に反対する活動について力強く発言しました。
主催者報告では、「『海外で戦争する国』づくりが進められる中で、いまこの道を転換することが、切実に求められています。名護市辺野古での新基地建設反対のたたかいに象徴されるように、日本の新しい平和の道を模索する流れが広がっています。こうした豊かな展望を大いに語り、『米軍基地もない軍事同盟もない、憲法の輝く新しい日本』への流れを広げていこうではありませんか」と呼びかけられました。また海外代表のイ・ミヒョン(韓国・参与連帯平和軍縮センター所長)が連帯のあいさつをしました。
夜は全国の若手で集まり、交流会を行いました。そこでは静岡と沖縄県から新しい仲間を3人迎え入れることができました。
明日(2日目)は、分散会や閉会集会で学んだあと、御殿場市内をパレードする予定です。
ダブル選挙勝利に向けた第3波の宣伝行動が、10月30日(金)午後南森町駅頭で大阪平和友好7団体(大阪原水協、大阪安保、大阪AALA、うたごえ協議会、日本コリア協会、日本ユーラシア協会、大阪平和委員会)17人の参加で行われました。
日本コリア協会など5団体の代表が交代でマイクをもち、くりはら氏と柳本氏の勝利で「都構想」にダメを出し、くらしと福祉、教育を守る府・市政に転換しようと訴えました。
またシンボルカラーの腕章をした参加者たちは、うた声をバックに天神橋商店街を行き交う人たちにくりはらチラシ(「明るい会」機関紙第800号)と柳本チラシ(「よくする会」機関紙第401号)を手渡し、両氏への支持を元気よく訴えました。
通行人のなかにはプラスターとポテッカーを首にぶら下げた参加者にわざわざ近寄ってきて「あんたやったら聞いてくれるから言うわ。ラストチャンスと言っていた『都構想』を性懲りもなく出してきた維新にはほんま腹が立つ」と愚痴をこぼす人がいるなど、府民・市民の中に「維新政治」への怒りが広がっていることがうかがえました。
次回の共同宣伝行動は11月1日(日)12:30より阪急十三駅西改札口で実施する予定。
大阪平和友好5団体は、10月27日(火)午後ダブル選挙勝利に向けて第2回宣伝行動を12人で実施しました。うたごえも入れながら2つのスーパーマーケット前とともに、上本町周辺を練り歩いて宣伝しました。各団体の代表が交代しながらマイクで「都構想」という‟串カツ“の2度づけをやめさせ、くらしと福祉、教育を守るため「維新政治」にさよならをしようと訴えました。参加者がチラシを渡しながら栗原大阪府知事予定候補と柳本大阪市長予定候補への支援を訴えると、次のような反応が返ってきました。
「また『都構想』出してますな。頭にきますな。がんばってや」
「維新は言うことがころころ変わるな」
「チラシを読んで勉強します」
次回の共同宣伝行動は30日(金)14:00より南森町で実施する予定。
*5団体は大阪原水協、大阪安保、大阪AALA、うたごえ協議会、大阪平和委員会
大阪平和友好8団体は、10月23日(金)午後ダブル選挙勝利に向けて第1回宣伝行動を空堀商店街で20人の参加者で実施しました。大阪原水協の小松事務局長らがマイクでくらしと福祉、教育を根底から破壊した「維新政治」にノーの審判を下そうと通行人に力強く訴えました。また参加者は「さよなら維新」ポテッカーを首からぶら下げ「大阪市をよくする会」機関紙第401号を配布し、栗原大阪府知事予定候補と柳本大阪市長予定候補への支援を呼びかけました。うたごえ協議会のメンバーによる歌が流れる元気な宣伝行動でした。
宣伝行動後、参加者は平和委員会事務所にもどり、ダブル選挙の意義と争点についてミニ学習をしたうえで、次の行動を27日(火)14:00より空堀商店街で実施することを決めました。
*8団体は大阪原水協、大阪安保、大阪AALA、日本コリア協会、日本ユーラシア協会、うたごえ協議会、大阪平和遺族会、大阪平和委員会。
民主主義をとりもどし、憲法で未来を守ろうと大阪若者憲法集会が10月18日(日)大阪市内で250人の参加で行われました。
最初に大阪平和委員会青年学生部の山本釧子さんが主催者を代表してあいさつ。次は4つの分科会(①戦争体験者のお話②働くことと労働法③自治体と青年の願い④生活保護バッシングから考える貧困問題)。
大阪平和委青年学生部が担当した分科会①では空襲被害者の安野輝子さんが「1945年6歳の夏大空襲で左脚を失くし『なぜ戦争を止められなかったの』とお母さんを責めた」と体験を語りました。続く集会では伊藤塾塾長の伊藤真弁護士が「戦争法案成立というピンチを迎えたが、民主主義と立憲主義、自立した個人の登場というチャンスが生まれている。法案に賛成した議員の落選運動や違憲訴訟を進め、戦争法執行と明文改憲阻止のため今を生きるものとしての責任を果たそう」と講演しました。
若者たちは、リレ―トークの後、「民主主義をとりもどそう」「戦争法廃止」とコールし難波までデモ行進しました。
旭区平和委員会(芦田一郎会長)は11月18日第15回総会を会員数237人という最高の峰で迎えました。日本平和委員会の千坂純事務局長が「アベ政権の始めの終わり」と題して記念講演をおこないました。
総会は、当面の大阪府知事・市長選挙で維新政治に終止符をうつこと、戦争法廃止2千万署名と国民連合政府をめざす取り組み、沖縄での米軍新基地を許さない活動などの活動方針を決めました。地域に全戸配布する「旭区平和新聞」の継続発行を力に、強く大きな旭区平和委をつくることを確認し、20人の委員を選出しました。
昼食をしながらの懇親では恒例の一言発言。「活動の方向が明確になった」「アベさんをとことん憎む材料をもらった」「配りものなどお手伝いをしてもよい」「孫も戦争法を心配している」「全国的には自共対決だが、大阪まずは維新を退治しなければ」などの発言が相次ぎました。
大阪平和委員会は、10月15日(木)昼間近鉄上本町駅前で天王寺平和委員会といっしょに14人で「沖縄連帯宣伝行動」を実施しました。この行動は、2日前の13日(火)翁長沖縄県知事が辺野古埋め立て承認を取り消したことを受け、これを支持・支援しようと行われたものです。
近藤正理事長は、ドマイクで「翁長沖縄県知事は、国連人権委員会で『沖縄の人々は自己決定権や人権がないがしろにされている』と沖縄だけに過重な基地負担を強いる安倍政権の安全保障政策を批判しました。その知事がついに辺野古の海の埋め立て承認取り消しをしました。安倍政権は直ちに埋め立てを中止すべきです」と述べ、承認取り消しを日本国中で支持・応援しようと呼びかけました。
参加者は、署名、辺野古基地の全容を示す大写真と集団的自衛権行使の怖さを知らせる4コマ漫画掲示の各係に分かれて行動しました。署名板を持った係がたくさんいたこともあってか、「辺野古新基地建設工事中止と普天間基地の無条件閉鎖撤去を求める請願署名」は計28筆集まりました。
考査中で下校途中の高校生も立ち止まって署名に協力してくれるなど、ふだんより多くの署名が集まり、「辺野古埋め立て承認取り消し」を伝えるビラの受け取りもよく参加者が勇気づけられる行動にもなりました。
大阪平和委員会は、10月7日(水)第5回常任理事会を21人の出席で開催しました。
小林徳子会長が、開会あいさつの後、この1年間仲間の輪を大きくした組織(東大阪、西淀川)や個人(小林会長本人、中村西淀川事務局長)などに日本平和委員会からの副賞=図書カードを贈呈しました。次に事務局長が運動方針を提案。次いでそれに基づく討論を行いました。以下が、確認された当面の主な方針です。
(1) 戦争法廃止、7.1「閣議決定」撤回、安倍政権退陣に向けた共同行動を
○戦争法廃止を求める新書名に取り組む
○10月19日(月)に宣伝行動を地域・職場で取り組む
(2) 辺野古新基地建設反対の取り組み
○沖縄連帯宣伝行動(天王寺と共催)
10月15日(木) 12:30 近鉄上本町駅
○大阪青年沖縄いこかツアー実行委員会
10月26日(月) 19:00 平和委員会事務所
(3) 核兵器のない世界を
○国連軍縮週間のつどいの成功
10月24日(土)13:30 大阪社会福祉指導センター
講師:ジャーナリ豊田博光さん
(4) さよなら維新政治
○平和友好団体の打ち合わせ会議 10月16日(金)10:30 平和委員会事務所
なお、この常任理事会には、9月27日投票の東大阪市議選で初当選した神野淳一日本共産党市議(大阪平和委員会理事)が特別参加し、出席者からあたたかな祝福を受けました。
9月26日(土)、大阪府立高等学校教職員組合(府高教)主催で「高校つぶしに反対する学習決起集会」が54人の参加で開催されました。冒頭の主催者挨拶で、志摩委員長は、高校つぶしに何の道理もないことを明らかにしました。「希望するすべての子どもに高校教育を保障するのが府の役割。高校の『定員』は、それを前提に府教委が設定。選抜入試という現行制度では学校ごとのアンバランス、『定員』割れが生じるのは不可避。大阪の府立高校は大規模校が多く(1学年の学級数全国平均6.1に対し大阪平均8.0)、『詰め込み状態』。各校1クラスずつ募集を減らすだけで西淀川を含めた7校つぶしの必要はなくなる。『学校つぶし』のねらいは、教育予算を減らすため、学校を競わせつぶしていくこと。子どもたちを競わせ切り捨てていくこと」と述べました。
続いて当該校からの発言。西淀川の在校生の保護者は、「中学校時代元気のなかったわが子が、西淀川に入ってからは友人や先生に恵まれ充実した学校生活を送っている。そんな学校がなぜつぶされなければならないのか」と怒りを表明しました。最後に、古久保書記長が、「橋下・維新政治を退場させ、大阪の子どもと教育を守ろう。高校つぶし推進の『条例』撤廃、4校の存続を求める府議会宛の請願署名に取りくもう」と呼びかけ、集会を終えました。
なお、この集会には多数の府高教内の会員が参加しました。
講師の宮城登大阪市教委員長が、実際の育鵬社と自由社の歴史・公民の教科書を示しながら、教科書採択問題について報告。安倍政権を支配する日本会議の「皇国思想」や「女性が女性をただす戦略」とする自民党稲田政調会長、国家公安委員会山谷えり子会長の言動、マスコミの動きも紹介しました。私たちも区役所の展示を見に行って、ひどい内容だと各自アンケートも書いてきましたが、賛成という声が反対という人の3倍も多かったそうで、ある意味でショックでした。「無関心は平和の敵」(沖縄ヌチドゥタカラ資料館より)という言葉通りでした。
《参加者の感想より》 ・日本とアメリカが戦争をしていたことを知らない若者が多いと言う話も聞きました。中学生が、情報とそこに隠されたイデオロギーをどう読みとっていくのか関心があります。
・歴史はとても苦手で、今日も内容が理解しきれないことがたくさんありました。でも、自分が知っていることと教科書の内容が明らかに違うというか、うまいこと書かれているなあと思いました。戦争が美化されている事にいらだちを感じました。戦争は絶対にもう起こってはいけないのに、この教科書で子ども達が勉強することになるのはすごく嫌です。どうにかして止めたいと思うけど、今自分に何ができるのかな・・・って。
・シベリア抑留は国体を守るために国の棄民策であった。そのことに反省もせず「多くの人々が被害を受けた」とは何たることか・・・歴史を知らない、そんな教科書は許せない・・・中学・高校の国語の先生は、プロレタリア文学をプリントにして教えてくれた。だから、今の私がある。教育は本当に大切である・・・
・実際の教科書を見られてよかったです。先生の説明でほんとうにそうだなあと思うことが一杯ありました。戦争を美化する、ウソを教えるような教科書は許せません。我が子がこれから使う教科書の選び方もおかしいですね。戦争法案を通そう、戦争をできる国にしようと思っているのでしょうか?どうにか、ちがう教科書にしてほしい、先生方には、きちんと子どもたちに教えてほしいです
・育鵬社の教科書が、自民党の考え方を子どもたちに押しつける、そのものだと思った。この教科書で教育を受けた子どもたちが大人になった時には政府の思うどおりの人間を作れるものだと思う
・自分が学んできた歴史・公民と違うことが書いてある内容が多くて驚いた。この教科書で学ぶ子どもたちは日本についてどのように考えていくのか心配になった。誤った学び方、思い方をするような子どもが増えないようにしてほしい。そして、この教科書が全国に広がらないでほしいと思った。
(報告 中村玉枝事務局長)
2015年9月19日
大阪平和委員会
会長 小林徳子
9月19日は日本の憲政史上に汚点を残す日となりました。安倍自公政権が圧倒的多数の国民の反対をよそに、参院本会議で戦後最悪の違憲立法である戦争法案(安保関連法制)を強行成立させたからです。
第一に、この法案は、国会論戦で明らかになったように、自衛隊をいつでもどこでもどんな形でもアメリカの戦争に参加させる体制をつくるためのものです。日本が武力攻撃を受けていないにもかかわらず、「存立危機事態」の名のもとに政府の勝手な判断で集団的自衛権を行使し、他国の戦争に武力行使をもって参戦する道を開くものです。「重大危機事態」「国際平和共同対処事態」なるものをもって、戦闘のおそれのある地域まで自衛隊を派兵し、武力行使と一体の兵站活動をくり広げることを可能とするものです。さらに、PKOや米軍主導の多国籍軍の活動に参加し、武器使用を伴う治安維持活動や「駆けつけ警護」も行えるようにし、平時から米軍を自衛隊が守り、防衛大臣の判断で事実上集団的自衛権を行使できる道を開くものとなっています。このようなことが「戦争放棄、戦力不保持」を謳い、武力の行使・威嚇も交戦権も禁じた憲法9条のもとで許されないことは明白です。
第二に、この法案は、憲法学者の9割以上が指摘するように、違憲立法です。憲法98条では、憲法に反する法律は無効だと規定しています。違憲の法律が国会の数の力で強行されることがまかり通れば、日本は憲法なき国家となってしまい、法治国家の名がすたれ、世界の国々から顰蹙を買ってしまいます。
以上の点から、私たちは満身の怒りを込めて戦争法案の強行成立に抗議し、その廃止と安倍政権打倒に向けて、新たなたたかいに立ち上がる決意をここに表明します。
戦争法強行に加担したすべての議員を落選させ、安倍政権を打倒し、戦争法を廃止する運動を発展させるために、広範な人々と力を合わせ、全力で奮闘します。
戦争法案に対しては、各界各層の人々が巨大なエネルギーを示しました。とくに、青年たちが国の民主主義のあり方、未来について主体的に考え、次々と行動に立ち上がったことは「大きな希望」です。私たちは、この「大きな希望」を抱いて、9月19日を安倍自公政権の勝利の日ではなく、敗北への第一歩とするために死力を尽くします。
大阪平和委員会は、9月17日正午から30分間、空堀商店街で他の4団体とともに、参院安保法制特別委員会での強行採決を許してはならないと緊急宣伝行動を実施しました。
10人の参加者は、身体にゼッケンをかけ、ハンドマイクの「戦争法案あかん」「安倍政治は許さない」の声に呼応しながら雨のためアーケードを練り歩きました。店の中からや通りすがりに「がんばって」の励ましの声が多く寄せられました。他の4団体は、大阪安保、大阪原水協、非核の会大阪、大阪平和遺族会。
なお、この宣伝行動は「大阪日日新聞」の記者が同行取材しました。
夕方にも大阪平和委員会など平和友好団体は、JR大阪城駅前で宣伝行動を行う予定です。
大阪平和遺族会と大阪平和委員会は、9月12日(土)大阪市内で、戦後70年、戦争で亡くなった一人ひとりの命と向き合い、侵略戦争を反省し二度と戦争を起こさない決意をあらたにしようと「平和のつどい」を共催しました。
平和委員会の小林徳子会長の開会挨拶のあと、日赤従軍看護婦の小西テル子さんが報告。昭和18年に大阪赤十字看護専門学校に入学した小西さんは、19~20年にかけて火傷の空襲被災者の包帯交換に追われる毎日を語りました。医薬品は戦地優先で銃後(一般国民)の方には回ってこないのでろくな治療手当てができず、命にかかわる感染症・ガス壊疽患者が続出したと語りました。「日赤の看護師は非戦闘員であるのに、戦火の中なくなった日赤の殉職者の8割(1165人)が看護師であった」と資料で示しました。
次に、戦没者遺児・小野島はるみさんの報告。父の近藤登さんは台湾の専売局、嘉義市の酒工場に勤めていた。母と姉妹5人が台湾から引き揚げた後、父の死が知らされ、貧窮の日々が始まった。母が病弱であったため、小学生の小野島さんは担任の先生の許可をもらい学校を休み、つくだ煮売りで家計を助けた……
次に、戦没者遺児・佐野映子さんが28歳のお父さんに抱かれた写真をバックに詩「父へ」を朗読。平和運動に携わる今の自分を亡き父に報告しました。
次に、小部修さんが軽妙な語りで笑いを誘いながらアメイジング・グレイスなどのサックス演奏。
次に、戦没者遺児・中溝千恵さんが、父の足跡を尋ねて昨年フィリピンを訪問した記録写真を紹介。フィリピンの人たちは、かつて日本が侵略した国であるのに日本人に対し親切で、父の足跡を根気よくたどってくれたと報告しました。
最後に 大阪平和遺族会の矢野美智子さんが閉会挨拶をしました。
50人の定員の会場でしたが、府高教から椅子を8脚借りる盛況でした。
参加者の感想を一つ紹介―「大変よい集会でした。この戦争体験を同世代だけで共有するのではなく、若い世代へ伝えたい。教材化して学校でぜひ伝えるようにしなければと思いました」
なお、朝日新聞と大阪民主新報社の記者が最初から最後まで取材しました。
雨があがった9月9日昼、大阪平和委員会、日本ユーラシア協会大阪府支部連合会、大阪のうたごえ協議会、大阪平和遺族会4団体10人の宣伝隊が空堀商店街界隈で「戦争法案廃案」宣伝行動を実施しました。
最初、谷町筋と空堀商店街の交差点で買い物客に向かってハンドマイクで戦争法案を廃案に追い込み安倍政権の暴走政治を食い止めようと訴えるとともに、ミニビラ「戦争法案廃案しかない」(大阪憲法会議・共同センター作成)を配布しました。
次に、宣伝隊は、移動し流し宣伝へ。空堀商店街を西に向かい松山町筋~瓦町2丁目交差点~谷町7丁目交差点を流し宣伝して行動を終了。商店から「ご苦労さん」、買い物客から「がんばって」と激励されることの多い宣伝行動でした。
次の共同宣伝行動は、9月14日4時から空堀商店街で実施の予定です。
7月25日に「戦争あかん生野大集合」集会&デモを大成功させた、「戦争あかん生野大集合」実行委員会は、戦争法案を廃案に追い込もうと第2弾「100人大宣伝行動」に取り組みました。
9月4日夕方、平和委員会や民商など各団体から100人以上がそれぞれ思い思いの宣伝ツール、横断幕・プラカード・のぼり・ゼッケンをもって、生野の幹線道路・大池橋交差点に集合。東西両側4方向の沿道で「戦争あかん」「安倍政治許すな」「憲法違反の戦争法案は廃案に」と通行人や車にアピール宣伝をしました。通行者からは「ほんまに戦争あかん」「こんな法案通ったらあかん」の賛同の声。「頑張ってや」と手を振って通過する車中の人。後日、「きのう大池橋ですごいことやってたな」の声も寄せられました。
なお、当日は「シルバー若者」用に30脚の椅子が用意され役立ちました。「SEALDs KANSAIでなくSEATs IKUNOのすごい宣伝行動やったな」とだれかが言ったとか言ってないとか…
生野区平和委員会 福井良幸
2015年9月1日
大阪平和委員会、大阪原水協、日本ユーラシア協会大阪府支部連合会、大阪府AALA連帯委員会、大阪安保破棄実行委員会、大阪のうたごえ協議会、大阪平和遺族会、日本コリア協会・大阪
戦争法案(=安全保障関連法案)の強行成立をねらう安倍政権の暴走政治は、以下の点で断じて許すことができません。
第一に、立憲主義と法治主義を根底から否定し、国家権力が強権的・暴力的に国民を支配する野蛮な政治体制をつくり出すことです。この政治を許せば、日本国民の命とくらし、自由と民主主義が蹂躙されることは火を見るより明らかです。
第二に、歴史と世界の流れに背いて、とりわけ東アジアに不信と対立を増幅させ、軍事的緊張を高めるという重大な事態をもたらすことです。対米従属を深め、アジアに敵対する時代錯誤のもと、戦略なき外交という点をあわせて二重に危険な国になることです。世界での孤立は避けることができません。
そして第三に、これまで憲法9条により築いてきた諸国民との友好と連帯の絆を破壊し、重大な障害をもたらすことです。
私たち大阪の平和友好8団体は、今こそ安倍政権の暴走政治を食い止め、戦争法案を廃案にするため共同してたたかいます。
私たちの呼びかけにこたえ、「戦争法案を廃案に」の1点で共同行動に参加されるよう心から訴えるものです。
(8団体共同アピール ワード版)
大阪では、2万5千人が扇町公園に集まりました。
今まで見たことのない公園一杯の人波。3時に塚本駅集合、デモが公園を出るまで1時間余、自宅に帰るまで4時間の行動。足が棒になりましたが、それだけの人の思いが詰まっていたということで納得。西淀川平和委員会の旗を掲げていたら、「初めてですが、よくわからなくて… 西淀川に住んでいるので、ついていっていいですか?」と、青年が声をかけてくれました。彼は、最後までコールをして歩いてくれました。真崎さんがつきあってくれて、9日の御幣島コースの宣伝も参加してくれそうです。
我が家も3人の子どもが参加しましたが、「家族ぐるみ参加」が多かったのも、医師をはじめ淀協職員、友の会の方々が沢山参加されたことも、本当に勇気百倍で嬉しいことでした。「歴史が目の前で動く」ことを実感した日でした。
最後まで廃案をめざして行動しましょう。
(西淀川平和委員会 中村玉枝)
8月26日(水)、近畿各府県の安保破棄実行委員会や平和委員会などの団体17人は、9月実施予定のあいば野演習場での日米共同訓練に反対し、「場外民家被弾事件」の解明を求めて近畿中部防衛局と交渉しました。
「場外民家被弾事件」は、陸上自衛隊第4施設団第102施設器材隊が7月16日あいば野で起こしたもの。陸上自衛隊によると同隊の隊員12人が12.7ミリ重機関銃の実弾射撃訓練を実施。このときの銃弾が600㍍先の第1弾堤・標的に跳ね返って標的から約2.8km先の民家の天井を貫いたとのこと。
交渉では高島平和委員会の早藤吉男会長らは、「内部調査だけでは信用できない。高島市など第三者委員を加えた徹底的な原因究明が必要。高島市の方へ防衛省から演習再開の要請があったと聞くが、抜本的な再発防止策が講じられるまでは再開はありえない」と防衛局に迫りました。また9月に同演習場で予定されている日米共同訓練には米海兵隊第2海兵連隊が参加するといわれているが、日本の防衛には関わりない、アフガン等の戦場に派兵された部隊であり、この部隊とともに自衛隊が訓錬することには強く反対する」と迫りました。
交渉後、一行はアメリカ総領事館前に移動し、「あいば野での日米共同訓練反対」「戦争法案は許さない」と訴えました。
なお、大阪からは大阪安保、大阪平和委員会、、新婦人府本部などが参加しました。
大阪の平和友好団体は、8月23日(日)正午から1時間、JR天満橋駅前・天神橋商店街で「戦争法案」廃案を訴える共同宣伝行動を31人でおこないました。
うたごえ協議会の仲間による元気な歌声をバックに、5団体から弁士が次々に出て買い物客に向かって、「参議院で審議中の戦争法案を廃案に追い込もう」「8月30日すぐそこの扇町公園で開かれる『戦争法案を廃案に!アベ政治は許さない!おおさか大集会』を3万人で成功させ、大阪からも日本列島騒然の状況をつくりだそう」などと訴えました。この宣伝行動では平和委員会が準備した「戦争には行きません 命のための宣言署名」45筆とカンパ1000円が集まりました。30日の集会案内など270枚のチラシを配布しました。
「『いっしょに頑張りましょう』と男性が握手してくれた」「ふだんは男性のビラの受け取りや署名協力はかんばしくないが、今日は休みのせいか男性の反応もよかった」と、女性参加者が感想を述べてくれました。
なお、6つの団体は、大阪平和委員会、大阪原水協、日本ユーラシア協会大阪府支部連合会、大阪府AALA連帯委員会、大阪安保破棄実行委員会、大阪のうたごえ協議会。
◆
大阪平和遺族会と大阪平和委員会は、戦後70年、戦争で亡くなった一人ひとりの命と向き合い、侵略戦争を反省し二度と戦争を起こさない決意をあらたにしようと「平和のつどい」を共催
(9月12日)
◆
平和友好4団体10人の宣伝隊が空堀商店街界隈で「戦争法案廃案」宣伝行動展開
(9月9日)
◆
戦争法案を廃案に追い込もうと、生野平和委員会、民商などさまざまな団体が立ち上がる(9月4日)
◆
大阪平和友好8団体共同の「戦争法案の即時廃案をめざす共同アピール」
(9月1日)
◆
「戦争法案」廃案!「国会12万人、全国100万人」行動―日本列島・大阪騒然~2万5千人が扇町公園に集結(8月30日)
◆
9月実施予定のあいば野演習場での日米共同訓練に反対し、「場外民家被弾事件」の解明を求めて近畿中部防衛局と交渉、米総領事館前での宣伝行動など展開(8月26日)
◆6つの平和友好団体による「戦争法案」阻止の共同行動に31人(8月23日)
◆
安保廃棄23日定例宣伝~大阪市役所前で「戦争法案廃案」宣伝行動(8月21日)
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終戦記念日―「とめよう!戦争法」宣伝行動 by 天王寺レッドアクションの会と
母親連絡会(8月15日)
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2015年原水爆禁止世界大会 in 長崎レポート(8月7日)
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大阪原水協主催「海外代表と語ろう!ピースインおおさか」に
岩本悟青年協議長と鈴木久副理事長とともに参加(8月1日)
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高校生平和サークル「たこぴー」6人で被爆体験を聞き取る(7月30日)
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「いっしょに声あげよう!戦争あかん」
生野大集合(7月25日)
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戦争法案は廃案に!おおさか1万人集会に集結(7月18日 扇町公園)
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16日午後の衆議院本会議での「戦争法案」の強行採決に対する大阪平和委員会の抗議声明(7月16日)
◆
「戦争法案」の採決を衆院特別委員会で強行したことに抗議し、平和友好7団体共同宣伝行動―32人参加(7月15日)
◆なんばで青年主催の「ぜったい止める!戦争法案はNO!ロマンチック星空宣伝」(7月7日)
◆京都市内で「戦争法案」の採決を許さず、経ヶ岬米軍基地撤去を求める学習会
大阪から2名が参加(7月5日)
◆《片方真佐子副会長の国民平和大行進参加報告(7月4日大阪市内行進報告)》
◆京都市内で「戦争法案」の採決を許さず、経ヶ岬米軍基地撤去を求める学習会
大阪から2名が参加(7月5日)
◆大阪平和の玉置副理事長が大阪通し行進に挑戦
~被爆70年国民平和大行進・大阪出発集会~
◆「戦争アカン」平和友好団体共同宣伝行動(6月30日)
JR桃谷駅早朝14人で行動展開
◆《6.23府民集会》青年学生部 山本さんが決意表明
「戦争法案」をとめよう(6月23日 扇町公園)
◆大阪が活躍―日本平和委員会定期全国大会~改憲・「戦争法案」、辺野古新基地許さない~(6月20~21日)
◆沖縄連帯「15日」行動~大阪原水協や非核の会などの参加協力のもと、空堀商店街で11人で実施(6月14日)
◆若者憲法集会&戦争立法反対!渋谷デモに大阪からも参加(6月14日)
◆2014.12月~2015月6月INDEXアーカイブ(活動報告・資料)
◆2014.7月~2014月11月INDEXアーカイブ(活動報告・資料)
◆2013.10月~2014月6月INDEXアーカイブ(活動報告・資料)
◆2012.7月~2013月10月INDEXアーカイブ(活動報告・資料)
8月21日(金)正午から1時間、大阪市役所前の淀屋橋上で安保破棄大阪実行委員会による戦争法案と辺野古新基地建設に反対する宣伝行動が12人で実施されました。
5人の弁士がそれぞれの立場や体験に基づいて「戦争法案」は許さない強い思いを語りました。集団的自衛権の行使に反対する署名などが6筆あつまりました。「安倍首相を何とかやめさせなあかん」と声をかけてくれる女性、「宣伝してくれてありがとう」と言って労をねぎらってくれる男性…不断みられない反応が返ってきた宣伝行動でした。
大阪平和委員会からは近藤正理事長ら2人が参加。近藤理事長が宣伝カーの上に立って、戦争法案の危険な狙いや安倍首相が侵略戦争と植民地支配への謝罪と反省を回避した「70年談話」の本質について批判しました。
天王寺レッドアクションの会と母親連絡会は、終戦70周年目にあたる8月15日(土)近鉄上本町駅頭で戦争法廃案を呼びかける宣伝行動を実施しました。マイクを持ち「戦争法あかん」と訴える係、署名版をもって戦争法廃案を求める署名を集める係、「平和憲法を守ろう」千人針に協力してもらう係、横断幕係などの任務分担のもと宣伝行動を展開。
先に子どもが興味を示し、連れのお母さんが立ち止まって署名に協力してくれるなど、みんなが力付けられる場面が何度かありました。
天王寺レッドアクションの会というのは、今参議院で審議中の戦争法案を何としても廃案に追い込むため天王寺の女性たちがつくりあげた組織(この会の中では平和委員会の会員も大活躍)。この間火・木・土の週3回区内各所で宣伝を行い注目を集めています。
世界大会開会のつどい後、青年企画Ling Link ZERO主催のサイレントデモ。
被爆70年の日を迎えるということで、キャンドルとジョン・レノンのイマジンなど音楽のみの被爆者の皆さんへの連帯デモです。
長崎ではデモに警察の警備がないということで、警備や交通整理もスタッフの青年が担いました。
平和委員会青年学生部からも京都のまっつんと大阪のチャーリーが大きな拡声器を持つ任務につきました。
眼鏡橋を渡って、核兵器と戦争のない世界を訴えました。
今日(8月1日)、大阪原水協主催「海外代表と語ろう!ピースインおおさか」に岩本悟青年協議長と鈴木久副理事長とともに参加しました。
マーシャル諸島のアバッカ・アンジャインさんは、ビキニ環礁での米国の水爆実験による被害について報告。政府として国際司法裁判所に核兵器保有国が核兵器を廃絶するという約束を果たすよう訴えたことも紹介しました。米国代表のメディリン・ホフマンさんは、「憲法9条こそ世界のモデルとなるべきだ」と語り、戦争法案阻止のため奮闘している日本の国民に連帯を表明しました。
高校生平和サークル「たこピー」の15歳の女子中学生が、核兵器のない平和な世界をつくりたい、そのための学習として原水爆禁止世界大会・広島に向かうと語り、大きな共感を呼びました。
長崎大会での海外代表たちとの再会が楽しみです。
7月30日(木)午後、会員の高校生を含む5人と中学生1人が平和委員会事務所で天王寺在住の末広千鶴子さんから広島での被爆体験を聞き取りました。
当時18歳の末広さんは爆心地から2kmのところで被爆。気がつくと身にまとっていた「決戦服」が消えてなくなっており、顔の左半分は水ぶくれ、右半分は頭から流れてくる血で引きつっている。頭のてっぺんもやられている様子。末広さんはお化けのような姿でさすらいを続け、いろんな人との出会いに助けられ生き延びました…
《高校生の感想》
「原爆は人の命を奪っただけでなく差別などで心まで苦しめるものなんだ。被爆当時の生々しさが伝わってきた。つらかったという言葉だけでは表せないほどの苦しみがあったと思う。人の体をむしばみ、いまだに続く悲しみ、つらさを背負わせる原爆は許せないと思う」
この学習会は、8月4日(火)~6日(木)に広島で開かれる被爆70年原水爆禁止世界大会参加のプレ企画として開かれたものです。学習会に参加した高校生たちは8月4日(火)広島へ学習の旅に出かけます。
7月25日(土)夕刻、生野区で「戦争法案」阻止を求めて集会が開かれました。この集会は、生野平和委員会、民商など区内の団体で実行委員会をつくって開いたもの。案内チラシを新聞に折りこむなどして区民に呼びかけた効果もあり、200人が集合しました。
集会では、幼児を連れた母親や戦争体験者、労働組合役員などがそれぞれの立場や体験に基づいて「戦争法案」は許さない強い思いを語り、参加者の大きな共感を呼びました。集会後は「集団的自衛権はいらない。忘れてくれるな声なき声を」「戦争したがる総理はいらない」などとコールし、疎開道路を北上して鶴橋北公園までパレードしました。
沿道からの声援がすごいだけでなく、途中からパレードに合流する人も多く、終着点の鶴橋北公園ではパレード出発時より参加者が大きく増えていました。
「戦争法案は廃案に!大阪集会」が7月18日夕、扇町公園で開かれました。集会は、石田法子前大阪弁護士会会長など各界各層の著名人が実行委員会をつくり呼びかけたもの。
自公両党が衆院で法案を強行採決した直後だけに、集会は怒りに燃える1万1千人が参加。法案を必ず廃案にし、安倍政権を打倒する決意を固め合いました。
大阪平和委員会からも、多数の基礎組織が幟を持ち集会に臨み、集会後、「安倍政権打倒」をコールしながら南天満コースをパレードしました。
集会で会員・新聞読者がひとり増えました。
今日(7月16日)は、午後休みを取って、大阪平和委員会事務所へ行きました。
16時から6団体合同で「戦争法案」衆院強行採決に抗議し、廃案を求めて空堀商店街ねり歩き宣伝を行いました。
大阪平和委員会ほか安保破棄大阪実行委員会、大阪原水協、大阪AALA、大阪日中友好協会、大阪のうたごえ協議会から15人が参加。「読売」と「大阪日日」新聞社が取材しました。
30歳代くらいのご夫婦が、拍手してくれたり、マッサージ屋さんの若いスタッフさんたちが、外に出てきて笑顔で応えたりする様子に励まされました。
終了後は、事務所で今後の取り組みについて討議しました。
なにせ、大阪の平和運動のエキスパートが出揃っての話し合いなので、情報量の多さに度肝を抜かれます。
沖縄の基地問題について大阪安保の植田さんから―いまは、台風が工事を止めている。
第三者委員会で前知事の承認に瑕疵ありの結論。工事を進めるのは困難。また、貴重な文化財「いかり石」と思われるものがキャンプ・シュワブ内の海辺で発見され、本物であれば、文化財保護法に沿って、調査完了までは工事着手ができない。
Xバンドレーダーについて近藤会長から―疑問が複数あり、専門家から話を聴きたい。これまでの 日本に置かれていたレーダーとは性能が違う。宿舎買い上げ、借り上げが著しく、基地の範囲が分からないくらい拡がっている印象だ。
これに対し、植田さん―京丹後米軍基地では軍服を着ているように見える人間のうち、70人は民間の警備会社の職員。見分けがつけにくい。今回の「戦争法案」でも、単に自衛隊の問題だけじゃない。運輸や看護など民間も協力させられるという認識が必要だ。いろんな協力体制が敷かれる。秘密保護法との関係も重要だ。
「戦争法案」は、自衛隊が米国の戦争に参戦する仕組みをつくるだけにとどまらず、国民も徴用される仕掛けも用意されていることがわかりました。
最後は7月18日の「戦争法案は廃案に!一万人集会」(17:00~、扇町公園)に結集することを確認して散会しました。
安倍政権と自民、公明両党は本日16日、衆議院本会議を開き戦争法案(安保法制)を強行採決しました。
私たちは、国民の圧倒的多数の反対をよそに、採決を強行した安倍政権と自民、公明両党に厳しく抗議し、法案を撤回することを断固として求めるものです。
安倍政権がこのような暴挙に打って出たのは、行き詰まりの結果にほかなりません。審議すればするほど、その危険性が浮き彫りになり、国民の理解が遠のき、反対の世論が日増しに広がり、内閣支持率が急速に低下しました。国民の世論と運動にさらに追い詰められる前に、採決を強行したのです。
この法案は、審議をすればするほど、アメリカの引き起こす戦争に世界規模でいつでもどこでも参戦する仕組みをつくる、憲法9条違反の稀代の悪法であることが明瞭になってきました。このような憲法違反の法案を数の力で強行するなど、絶対に許されません。
憲法学者の90%以上が違憲の法案と反対しています。日本弁護士会と全国すべての単位弁護士会が反対を表明し反対運動に取り組んでいます。法案に反対する学者・研究者の声明への賛同は1万人以上に広がっています。著名な文化人も勇気をもって反対の声をあげ始めています。自民党の元幹部たちも「国策を誤る道」と次々と反対の声をあげています。全国の地方議会で反対・慎重審議を求める決議が急速に広がっています。学生をはじめ若者たちが自らの未来の問題として、母親たちが子どもたちの未来の問題として、行動に足を踏み出しています。全国各地、各分野でかつてない共同の行動が生まれ、発展しています。
安倍政権の強行採決は、この国民の怒りに油をそそぎ、戦争法に反対する共同のたたかいを新たな段階へと発展させるものとなるでしょう。
私たちは、広範な人々とさらに手を取り、安倍政権のすすめるこの戦後最悪の憲法9条破壊の策動を打ち砕くために、引き続き全力を尽くす決意をここに改めて表明するものです。
大阪平和委員会など8団体32人は、7月15日(水)夕刻、自公両党が昼に「安全保障法案」(「戦争法案」)の採決を衆院特別委員会で強行したことに抗議して宣伝行動を実施しました。
8団体32人の仲間は、ハンドマイクで強行採決に次々に抗議し、「“戦争法案”は憲法違反!強行採決やめなさい!」のチラシを配り、集団的自衛権行使反対・憲法改悪反対署名を33筆集めました。
若者がチラシを多く受け取り、女性が多く署名に応じてくれた宣伝行動でした。
行動に参加した団体は、大阪平和委員会、大阪のうたごえ協議会、大阪安保、大阪原水協、日本ユーラシア友好協会大阪府支部連合会、日中友好協会大阪府連合会、大阪AALA、大阪平和遺族会でした。
なお、平和友好団体は明日も午後4時に大阪平和委員会に集まり「戦争法案」反対を訴えるため谷町界隈を練り歩く予定です。
《戦争法案ノー・ロマンチック星空宣伝》
7月7日夕方、なんば高島屋前で青年主催の「ぜったい止める!戦争法案はNO!ロマンチック星空宣伝」が行われました。当日は七夕にちなんで、笹と短冊を用意。
「Letter to Abe 2015プロジェクト」と題して、安倍総理へのメッセージを集めました。
片方真佐子副委員長が司会、平和委員会青年学生部のわたなべ結さん(日本共産党参院大阪選挙区候補)が弁士として参加したほか、待ちゆくひとに声をかける浴衣などを着た「七夕ガール」も大阪平和委員会青年学生部が中心メンバーとなりました。
安倍総理へのメッセージを短冊に書くよう促すと、若者からお年寄りまで、様々な世代から戦争法案に向けての思いが寄せられました。中には、お笑い芸人修行中の若者も自ら宣伝デスクに立ち寄り、「メッセージ書きたいです」と想いを短冊に込める姿もありました。メッセージでは、「憲法違反の法案はいけない」、「給料上げて」など様々な声が寄せられました。
とめよう!戦争法―
京丹後経ヶ岬米軍基地は撤去を
「米軍基地いらない京都府民の会」は、7月5日(日)午後、京都市内で「戦争法案」の採決を許さず、経ヶ岬米軍基地撤去を求める学習会を開催しました。
最初に、「米軍基地建設を憂う宇川有志の会」の永井友昭事務局長が「経ヶ岬米軍基地の問題点」について報告。
Xバンドレーダーを動かす発電機からの騒音で健康被害が出ているが、5月からはレーダーサイトからの騒音も加わった。住民合意を無視して島津地区にシェネガ軍属の居住地の建設工事を始めようとしている。米軍二期工事は秋からと言うが、安全確認は何もなされていない。米軍軍人軍属はスピード違反を犯しても日本側は全く処分できない。これで安全な運転が確保できるのか。黙っていたらだめで、京都府の第三者的な様子見の態度と京丹後市長の国べったりの無責任な姿勢を変えていこう。
また、井上さとし日本共産党参院議員が国会審議で明らかとなった「戦争法案」の危険性について報告。
安倍政権は、反対世論と運動に追いつめられる中大幅国会会期延長を行ったが、違憲立法の本質は変わらない。「戦争法案」の「合憲」論は憲法学者からも歴代法制局長官からも批判される始末。「(他国軍支援の)兵站は安全な場所でやる」という政府答弁は元自衛隊員からも批判が出ている。PKO改定で3500人が戦死したISAF(NATOが統括したアフガニスタン国際支援部隊)のようなものにも参加が可能になる。集団的自衛権行使の危険の核心は、要請を断れずに、米国の無法な戦争に参戦することにある。「存立危機事態」は政府の勝手な判断次第。国民の圧倒的多数で安倍政権を包囲し、採決を許さない状況をつくりだそう。
片岡明京都平和委員会事務局長によりXバンドレーダーとミサイル防衛システムの危険性の解明も行われました。
なお、大阪平和委員会からは2人がこの集会に連帯参加しました。
《片方真佐子副会長の国民平和大行進参加報告》
7月4日(土)朝、天王寺公園前を出発した幹線コースは、お昼に大阪城を通過、天満橋〜森之宮〜旭区役所まででした。関共平和委員会会長の飯田正樹さんがスタートからゴールまで歩きました。
わたしは午後、城東区の歯医者さんが今福鶴見駅付近から行進に参加されるため、途中から網の目コースに移動、旭区役所でフィニッシュしました。網の目コースは30分早く到着したため、幹線コースの到着を旭区役所で待ちました。幹線コースは時間ぴったりの午後5時にゴール。時間の正確さに驚かされます。
旭区役所で近藤正理事長、吹田・摂津平和委員会準備会から府内通し行進されている玉置敏次副理事長、昼まで一緒に歩いていた飯田さんにふたたび合流しました。
「核兵器の廃絶」と「戦争法案」廃案、原発ゼロを沿道に訴えた有意義な一日でした。
大阪平和の玉置副理事長が大阪通し行進に挑戦
被爆70年国民平和大行進・大阪出発集会
国民平和大行進大阪出発集会が6月30日(火)昼、奈良から引き継いだ後、柏原市役所前の大和川河川敷公園で行われました。
国会で日本を戦争する国に変え、米国の「核抑止力」への従属を強める「戦争法案」が国会で審議中ということもあり例年より多い200人が参加。
集会後、参加者は、日本共産党のわたなべ結参院大阪選挙区候補や今年初めて大阪通し行進に挑む玉置敏次副理事長などを先頭に「核兵器廃絶」と「戦争法案」廃案を沿道にコールしながら八尾市役所に向け歩きだしました。
国民平和大行進は大阪の街々を練り歩いた後、7日(火)に兵庫県に引き継がれる予定です。
JR桃谷駅早朝14人で
大阪平和委員会、日本ユーラシア協会、大阪安保、大阪平和遺族会の4平和友好団体と地元の天王寺憲法会議・共同センターから14人の仲間が参加
6月30日(水)午前7時45分から8時半まで「戦争アカン」平和友好団体共同宣伝行動が実施されました。この宣伝には大阪平和委員会、日本ユーラシア協会、大阪安保、大阪平和遺族会の4平和友好団体と地元の天王寺憲法会議・共同センターから14人の仲間が参加。
この宣伝では日本共産党天王寺区委員会の松永律さんなど3人が弁士となり多数の高校生と通勤の人々に「今国会で日本を海外で戦争する国に変える『戦争法案』を成立させようとしている。この安倍自公政権の暴走を止めよう」と訴えました。
他の参加者は大阪憲法会議・共同センター作成の憲法改悪と戦争立法反対の署名ハガキのついた三つ折ミニビラ「平和憲法9条は、日本と世界の宝。だから今こそ戦争のない道を選ぼう」を300枚配布しました。ミニビラを受け取り読みながらテストに向かう高校生。「頑張って」と激励してくれる通勤途上の男性。反応のよい宣伝行動となりました。
なお、次回の共同宣伝行動は、7月11日(土) 午後4時から千日前で実施予定です。
「戦争法案」をとめよう
STOP安倍政権!「戦争法案」阻止!府民集会が6月23日(火)夕、扇町公園で4000人以上の参加で開催されました。
集会では青年学生部の山本訓子さんが、次のような決意表明を行い、共感を呼びました。
戦争法案に対しての自分の率直な思いをお話ししたいと思います。今年は戦後70年ですが、日本はこの70年間、戦争による犠牲者を誰一人として出してきませんでした。これは世界中で数カ国しか成し得てないことです。本当に素晴らしいことだと思うし、私はそんな日本を誇りに思います。そしてそれが実現できたのは、紛れもなく日本には平和憲法、憲法9条があったからだと思います。
しかし今、安倍首相はそんな憲法9条をふみにじり、戦後、みんなで築き守り続けてきたこの国の平和主義の在り方を根本から破壊しようとしています。『積極的平和主義』とか言いながら安倍さんが安保法制でやろうとしてる事は、私たち国民の命を守るどころか、他国の戦争に駆り出し、日本を再び戦争できる国にしようとしている。一体これのどこが平和主義なんでしょうか。武力を用いて、人間同士が傷つけ殺し合い、憎しみが生まれ、報復を繰り返す。戦争ほど愚かで悲しい行為はないと思います。日本は過去の大戦から2度とそのような愚かな戦争はしないと、憲法で誓ったのです。そんな憲法に違反する、戦争法案を絶対に通す訳にはいきません。憲法違反を堂々とやってのけ、国民の声に全く耳を傾けない安倍さんには、日本の首相はおろか政治家すら務まらない。一刻も早く辞めていただきたいです。
今日もこれだけの人が集まっていますが、今、日本中で戦争法案に反対する運動が連日行われ、その力は日に日に大きく、強力なものとなり、戦争法案を確実に追い込んでいます。毎週金曜日、国会前では学生を中心とした若者達が抗議行動をしています。私たち平和委員会青年も一緒に取り組んだ、14日の東京渋谷のデモには3500人が集まり、おとつい京都で行われたデモにも2200人の若者が結集しました。若い人たちもこの法案を本気で止めようとしています。戦争を知らない私たち若い世代から戦争を体験した世代まで、今、日本中の国民が一丸となって、平和な日本を守るためにたたかっています。戦争法案を止められるのはこの国の主権者である、私たち国民以外にはいません。私たちひとりひとりの力で、戦争法案を必ず廃案に追い込みましょう。
集会後、大阪平和委員会の仲間たちは、会の横断幕を先頭に「安倍政権は憲法守れ」「戦争法案は許さない」とコールしながら西梅田までパレードしました。
大阪が活躍―日本平和委員会定期全国大会
―改憲・「戦争法案」、辺野古新基地許さない―
日本平和委員会定期全国大会が6月20日(土)、21日(日)奈良市内で会員数など増勢のなかで開かれました。安倍政権による「戦争する国」づくりを何としてもとめたいという強い思いを抱いて42都道府県から349人(うち大阪41人)が参加しました。
大会討論では各都道府県から多彩な活動の報告がなされました。
大阪からは4人(厳密には5人)が発言。
一番バッターは、西淀川の中村さんと今村さん。5月17日(日)に激戦を制した「住民投票」運動の中で演じた街角“漫才”のさわりを披露。拍手と大爆笑に包まれました。
二番バッターは、鈴木副理事長。10年間務めた全国の青年学生部責任者をおりるに当っての感慨を述べました。
三番バッターは、岩本青年協議長。京都や北海道との交流を振り返るとともに、来年秋に青年学生部の全国大会にあたる“ピースエッグ”を大阪で開催し成功させる決意を語りました。
四番バッターは、山本事務局員。大阪平和委員会がITも活用しながら、女性や若者を巻き込んだ元気な活動を展開し、府民の間に支持と信頼を広げ組織も一回り大きくなったと意気高く発言しました。
機関紙コンクールでは「地域部門」で八尾平和委員会が「最優秀賞」、旭区平和委員会が「優秀賞」を獲得。またホームページ部門では大阪平和委員会が3年連続で「入選」。
最後に、「戦争法案」の廃案と来年の神奈川大会での再会を誓い大会の幕がとじられました。
沖縄連帯「15日」行動
大阪原水協や非核の会などの参加協力のもと、11人で実施
大阪平和委員会は、6月15日(月)空堀商店街で沖縄連帯「15日」行動を11人で実施しました。
行動では、近藤正理事長をはじめ3人が「戦争法案」の危険性についてハンドマイクで訴えました。また、「戦争はさせない」のゼッケンを身体の前後につけ、「戦争法と辺野古新基地建設をとめよう」と書いた大横断幕を掲げて「目に見える」宣伝行動にしました。
通行人の中には買い物途中の足を止めて訴えを聞いてくれる人もあり、改憲・集団的自衛権行使・戦争立法をやめることを求める署名には21人が応じてくれました。
なお、この宣伝行動には大阪原水協や非核の会大阪の仲間が参加協力してくれました。
「声をあげよう 私たちの命と自由のために」
若者憲法集会&戦争立法反対!渋谷デモ
6月14日(日)若者憲法集会と渋谷センター街を歩いたパレードは3500人の盛り上がりでした。
平和委員会からは、大阪、愛知、京都、北海道、東京、埼玉…etc. たくさんの青年が参加し、スピーカー、副指揮、カンパ隊、マスコミからの取材対応など実行委員の一翼を担いました。