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ヘイトスピーチを考える講演会

11月14日 19時11分

ヘイトスピーチを考える講演会

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民族差別的な言動、ヘイトスピーチについて考える講演会が14日札幌市で開かれ、規制の必要性や表現の自由についてさまざまな意見が出されました。
この講演会は、札幌市内でもことし7月に大規模なヘイトスピーチが行われたことなどを受けて、規制のあり方を考えようと市民グループが開きました。
この中で人権問題に詳しい東京造形大学の前田朗教授は「憲法で保障された表現の自由は少数派の意見を尊重するためのものであり、人間の尊厳を傷つけるヘイトスピーチは表現の自由に当てはまらない」と述べ、法律を整備して規制すべきだと訴えました。
ヘイトスピーチをめぐっては表現の自由との兼ね合いから規制に慎重な意見もあり、会場からは、言論統制にはならない仕組みが必要だなどとする意見が出されていました。
参加した40代の男性は、「この社会で暮らす以上ヘイトスピーチの問題に無関心でいることはできないと思った」と話していました。

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