2015年11月15日03時00分
伊豆半島の世界ジオパーク認定が9月に保留になった件で、今は行われていない伊東市の沖合でのイルカの追い込み漁が保留の理由の一つに含まれていることが分かった。伊豆半島ジオパーク推進協議会(会長=佃弘巳・伊東市長)の事務局が明らかにした。
協議会事務局によると、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の担当者から10月5日、10項目にわたり保留理由と地元の対応を問うメールが届いた。世界ジオパークネットワーク(GGN)の幹部であり、ユネスコで地球科学と減災を担当するパトリック・マッキーバー氏からだったという。
その中でマッキーバー氏は、伊豆半島ジオパークの地質学的な価値や事務局員らの多言語化、「見える化」のための工夫などとともに、10年ほど前まで伊東市の富戸で行われていたイルカの追い込み漁とジオパークの関係を説明するよう求めてきた。この問いは、6月の現地審査でも話題になったという。
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