知らないと怖い!「暴力をふるう少年」に育ってしまう母親のNG行動3つ

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男の子は4歳前後になると、男性ホルモンの一種“テストステロン”の量が急上昇することをご存じでしょうか? ちょうどその頃から活発的になったり、時にはお母さんを強く叩いたりなどの行動に出ることがあるかもしれません。

こういった行動は「男の子だから……」と見過ごされがちですが、心理カウンセラーの金盛浦子さんによれば、「男の子は生まれながらに暴力的なのではなく、暴力的に育てられているのです」といいます。

そこで今回は、金盛さんの著書『「男の子」って、どう育てるの?』や『WooRis』の過去記事を参考に、将来、“暴力をふるう少年”に育ちかねない親のNG行動を3つご紹介します。

 

■1:“男=強いもの”として育て続ける

1つ目のNG行動は、“男=強いもの”として子どもを育て続けることです。

『WooRis』の過去記事「ご飯なしよ…は絶対NG!“幼児期の息子”に言ってはいけないフレーズ3つ」でもご紹介していますが、「男の子なんだから、泣くのはやめなさい」「男の子なのに、ベタベタするなんて」などという言葉をいつも口にしているようだと要注意。

“男らしさ”の型にはめ続けて育てる危険性として、うまくいかなくなった場合に子どもの感情が“怒り”という形で発散される、ということがあるようです。

それが繰り返されるうちに、“攻撃性や暴力”の形となって表れることは、容易に想像がつきますよね。

 

■2:“男らしさ”から外れた時にからかう

2つ目のNG行動は、“男らしさ”から外れた時にからかうこと。

例えば、女の子が好むもの(お人形遊びやおままごと、料理など)に興味を示す男の子もいることでしょう。その際に、「男の子がそんなことに興味持つなんておかしいよ」などと言っていないでしょうか?

これは1つの例ですが、女性が思う“男らしい”イメージから外れた時に、からかったり、笑ったりすると、子どもの心に大きな傷を残してしまいます。

<その心的外傷が、やがて引きこもりや不登校につながり、さらに攻撃性や暴力といった深刻な問題の引き金になりかねません。>

自分の子どもとはいえ、息子は異性です。悪気なくやりがちですので、気をつけるようにしましょう。

 

■3:悲しい・ツラいなどの感情に共感しない

3つ目のNG行動は、子どもが“悲しい、ツラい、悔しい……”と泣いたり、落ち込んだりしている時に叱咤をしてしまうことです。

つい「男の子なんだから、我慢しなさい」「こんなことに負けるんじゃない」と言ってしまうこともあるかと思います。

金盛さんによれば、

<男の子は感情の表出を抑制して育てられますから、どこかにはけ口を求めています。そして唯一許容される「怒り」をはけ口にするのです。>

とのこと。

“怒りの感情”をはけ口にさせないためにも、子どもの心が弱っている時は十分に共感し、ギュッと抱きしめてあげるようにしてくださいね。

 

いかがでしたか? 男の子は女の子に比べて感情表現があまり上手ではないので、ちょっとしたシグナルを見逃さないようにしたいものです。ご参考にしてみてくださいね。

(ライター 大宮つる)

 

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【参考】

※ こんな環境は危ない!「子どもが暴力的になりやすい家庭」の特徴5つ - WooRis

※ 金盛浦子(2006)『「男の子」って、どう育てるの? お母さんのための子育て講座』(PHP研究所)