天龍引退興行を前にカシンが悪態
2015年11月14日 16時00分
天龍源一郎引退興行(15日、東京・両国国技館)に参戦する“悪魔仮面”ケンドー・カシン(47)が13日、心労続きの現状を告白した。
カシンは小川良成(49)と技巧派タッグを結成し、NOSAWA論外、新井健一郎組と対決。決戦では盟友・藤田和之も、因縁の諏訪魔とタッグで激突する。
大一番を前に力がみなぎっているかと思いきや、やはりそこは希代のヘソ曲がり男だ。「そんなことよりIGFの指導委託者報酬の入金が滞っている…。全日本(1日、弘前大会)のギャラも取っ払いのはずが、振り込みと言われまだ入ってきてない。天龍プロジェクトこそ、とアテにしていたらこちらも振り込みと告げられた。どこもそこも信用できない。俺は遅配界の3冠王者だ」と罵詈雑言を並べたてる。
この日もIGF道場でみっちりトレーニングを積むなど肉体のコンディションは絶好調だが、メンタル面は衰弱しきっているようだ。
怒りの矛先は盟友にまで向けられた。「藤田は全日本の選手に『全員解雇だろ』と言っていたが、そもそもお前は所属すらしていないじゃないか。人のことを気にしている場合か。解雇以前の問題だろ。なのに、宇田川(強=IGFエグゼクティブディレクター)は大みそかに藤田VS諏訪魔をやろうとしている。契約してない選手とどうやって交渉するんだ」
結局、両国決戦への意気込みは聞かれないまま…。さらには「その上、サイモン(猪木=IGF取締役)からは『両国でTシャツ売っていいですか?』と聞かれた。そんなの知るか。その前に報酬を何とかしろ」と吐き捨て、高円寺駅方面へ姿を消した。
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