NHK BSP「宿命のトリプルアクセル」サバンナさんのご感想
NHK BSプレミアムの感想を皆さんからたくさんお寄せいただきました。
見る側の立場や思いによって感想の内容が大変多岐にわたっており、その中でももっとも冷静かつまっすぐにご覧になっていらっしゃるなと思えたサバンナさんの感想を記事にさせていただきました。
2015/08/06 サバンナさん
この番組を見る前からの情報で
直前まで 見ることに躊躇している自分がいました。浅田選手に不利な事満載の内容だったら?と不安だったからです。
録画し、昨夜、今朝と二回見ましたが まず番組のナビゲーター役の女優。言わされているのでしょうが
【魔性の技、トリプルアクセル】このセリフだけで 彼女のナレーションを聞くのが嫌になり、女優が語ってる所は全て早送りしたので もしかしたら 自分の感想は 不完全かもしれません…
まず、心配していた程の荒川さんの持ち上げ感は無かったです。
ただ、他の方も仰っている様に
番組のタイトルが おかしい、
トリプルアクセルと銘打つことで
視聴者を あらぬ方向へ誘ってしまっています。
最後は 【トリプルアクセルに導かれた3人】て…
インタビューを見る限り、荒川さんは3Aに距離を置いていて、明らかに
みどりさん、真央さんの3Aに対する思いとは ベクトルが違う気がしました。だから 荒川さんは 全く導かれていないし、関係ないです!て自分でも 言ってるかのようにみえました。
荒川さんは 勝つために戦略を立てた、そして みどりさんが 語ったように 「全てのタイミングを揃えて」メダルを獲った。
3Aに対しても、真央さんに対しても
きっと 荒川さんは 他にもコメントしていると思います。
ですが、あの編集では 幾らでも穿った見方で 荒川さん自身が見られてしまう。
浅田選手のファンということを差し引いても、冷静にそう思いました。
そもそも、3Aに限らず どのジャンプを飛ぶかは 選手の自由です。エレメンツにしてもそうで。
だから この3人を 無理矢理横並びにして オリンピックと3Aの括りで
一まとめに番組にしようという企画、これって一体誰得?て感じです。
3Aはみどりさん、真央さんにとって特別なジャンプ。現在女子スケーターにとっても最高難度の技。
不調の時も、批判を受けても手放さず守り続けたみどりさん。
そして、現在も守り続けている 真央さん。
3Aは飛べない。その前提でオリンピック当日も、自分の調子を見て3×3をレベルダウンさせた荒川さん。
でも 荒川さんは 3Aを飛ばない選択をしたから 金メダルを獲得した訳ではない。番組のスタートラインからムリがある気がしました。
そして、真央さんにしても
3Aだけで 今の地位を築いた訳ではない。勿論 3Aが個性 と語られることは多いですが 彼女にしかない、
優美さ 柔軟性、体力とコントロール、溌剌とした清潔感ある表現。
ジャンプと表現、どちらも揃えた無敵の理想像のスケーターだと思っています。
それぞれの選手に 各々のスケートに対する誇り、思いがある。
ある人は戦略を立てる。ある人は自分のやりたい技を継続し、磨き続ける。どれも、間違ってはいない。
もし 女子でクワドを試合に決めてくるスケーターが現れたら?
それでも、真央さんは真央さん、
どちらが上も下も無い。
そもそも、この3人の時代で それぞれの採点方法 、技の難度 全てが違うので 本当に 横並びはナンセンスだと改めて思う。
そして、誰にも言わず コツコツとジャンプもそれ以外の基礎から磨き直してきた 浅田選手の努力を
日本のマスコミは もっと取り上げてほしい。
フィギュアスケートの特番を作るなら、各々の選手それぞれの番組を作るべき。まとめるなら、それぞれを
否定しない番組を。
散々、メディアに苦しめられてきた
浅田選手。
この番組への現時点での真央さんのコメントは無かった。それだけが救いでした。
こういうワケノワカラナイものに
真央さんを巻き込んでほしくない。
儚い希望ですが。
と同時に 自分自身、もっとゆったりとした目線で浅田選手を応援していきたいと思いました。
ジャッジや マスコミ 応援 すべてを越えた先に 浅田選手がいるなら、
自分自身のエゴや欲がないか、
むつかしいですが 今の私にはちょっと修行が必要です。
長々と 脈絡のない文章で失礼しました。
建設的です。こうしたらいいのでは、という提言の底に真実が流れている。
サバンナさんは最初非公開コメントでこれを書いてくださいました。
記事にしていいですよ、と、皆さんとシェアさせていただく許可をくださったことに感謝します。
姐さんはあの番組の一番の問題点はNHK BSプレミアム制作スタッフの「体力のなさ」だと思います。
基礎的な知識と教養のなさ、と言ってもいい。
テレビ番組を作る上での根っこの部分が痩せている。
モノづくりに向いていない人がいやいや作ったようにしか見えない。
こういう演出をしたら人はこう感じる、という方向性を見失っているばかりか、
「こう思え」という誘導すら底が浅くて見え透いている。
非常に、気持ち悪い番組でした。
これでカネを取るのか、という驚きが真っ先に立つ。
とてもダメな番組だから。
有料番組であるというのに、番組の構成力も取材力もまったく欠けていると思う。
そもそもコンセプトが不明確。
浅田真央選手のトリプルアクセルの数値の捏造もただちに見抜かれて失敗している。
腰みのさんのアゲもダメ。
・・・何がしたかったのだろう?と疑問に思う他ない「ダメな番組」だった。
フィギュアスケートが優良コンテンツになり、「稼げる」パワーコンテンツになったのはつい最近のことでしょう。
だからブームに乗って消耗品として使い捨てられていく表層的なモノよりも、自分たちは違う切り口でと意欲的に取り組んだ・・・ようには全然見えなかった。
そもそもNHKは「NHK杯」というISU公認国際試合を持ちながら、それなのにアレですか?と最初から疑問しかない番組だった。
何がしたかったのだろう?とただひたすら違和感と疑問だけをたどらされる内容でした。
サバンナさんのコメントには過剰な攻撃性がなく、とてもシンプルでわかりやすい。
万人を納得させる「主立った問題点」が列挙されている。
こういう意見に耳を傾け、ちゃんとしたモノづくりをしてくれるのなら、有料でも人が離れることはない。
・・・が、NHKが決して耳を傾けることはないだろう、というのも残念ながら事実としてあるわけです。
ならば聞いてもらえるまで「嘘はやめてくれ」「ちゃんとしたモノを作ってくれ」と言い続けることが大事でしょう。
http://www.nhk.or.jp/faq-corner/01nhk/01/01-01-02.htm
公共放送とは何か
電波は国民の共有財産であるということからすると、広い意味では民放も公共性があるということになりますが、一般的には営利を目的として行う放送を商業放送(民間放送)、国家の強い管理下で行う放送を国営放送ということができます。
これらに対して、公共放送とは営利を目的とせず、国家の統制からも自立して、公共の福祉のために行う放送といえるでしょう。
NHKは、政府から独立して 受信料によって運営され、公共の福祉と文化の向上に寄与することを目的に設立された公共放送事業体であり、今後とも公共放送としての責任と自覚を持って、その役割を果たしていきます。
カネは取る、強制的に取る、裁判してでもふんだくる、国の統制は受けない、好き放題に日本をおとしめる、半島のことだけ上げ続ける、日本の国益を損ない続ける、ではお先真っ暗というものです。
NHKには前科がありすぎます。
これからも「おかしいことにはおかしいと言う」ことを姐さんは続けたいと思います。
コメントをよせてくださった皆さん、記事にすることをお許しくださったサバンナさん、本当にありがとうございます。
↓ せっかくの素敵なコメントでもこれを無視しているのはざっくり消してますんで、ひとつよろしくです。
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