【ブブカ12月号掲載】SKE48全国制覇への道「8年目の可能性と落とし穴」
10月5日に結成7周年をむかえ、8年目に突入したSKE48。目下話題の中心は「7D2」こと研究生だが、過剰なフィーバーの水面下では、構造的な変化が起こりつつあるようだ。新しい時代に向かう今、必要なことは何か。その一部をBUBKA Webでも公開する。
ゾンビーノ並木(以下、並) ドラフト1期生では惣田紗莉渚に続いて選抜入りも果たし、将来を期待されていた神門沙樹が卒業を発表しました。キャラクターやルックス的にも「外」に届く可能性を感じられる若手だっただけに、残念ですね。
サミュL(以下、サ) こればかりは本人の考えや性格、それにモチベーションの問題もあるだろうから勝手なことは言えないけど、もうちょっと彼女みたいなメンバーが卒業を考えないですむような環境になるといいなとは思うよ。
並 SKEの場合、というか48グループ全体にも言えることだとは思いますけど、何をもってメンバーを評価するかの基準がある程度はっきりしているじゃないですか。握手対応、公演パフォーマンス、ブログやSNSの3本柱。
サ 特にSKEはそこをすごく重視するよね。ある意味すごく実力主義だし、ファンサービスをしっかり頑張れば運営からもファンからも評価されるというか。裏を返せば、そこが苦手なメンバーはなかなか人気が伸びてこない。俺たちもよく「公演、握手、笑顔の三冠王」という言い方をするけど、だからといって「それができなければアイドルにあらず」みたいに、言い方は悪いけど見限るようなことは良くないわけで。
並 もちろん、それができるにこしたことはないんですけどね。だからSKE48のやり方がバッチリはまるメンバーもいれば、自分のやり方を見つけられずに悩んでしまうメンバーもいる。SKE48だったら、ぱるる(島崎遥香)みたいなキャラクターって絶対に成立しないじゃないですか(笑)。
サ する絵が全く浮かばない(笑)。だって今、現場人気がぐんぐん伸びてる若手メンバーって、惣田(紗莉渚)や辻のぞみでしょ? SKEらしいというか。
並 どちらもファンサービス型ですよね。しかもちょっと「過剰」な。この過剰っていうのがSKE48における重要なキーワードだと思います。ダンスでも握手でも、何もそこまで……というぐらいやってこそ評価されるみたいな。
続きは現在発売中のBUBKA12月号で掲載
SKE48(えーすけーいーふぉーてぃーえいと)
日本の女性アイドルグループ。AKB48の全国進出プロジェクトの第一弾として2008年7月に愛知県名古屋市に誕生した。グループ名のSKEは、本拠地の同市栄区(SaKaE)から。AKB48同様、秋元康がプロデューサーを務める。コンセプトは、AKB同様「会いにいけるアイドル」に加えて「地域密着・地域貢献」。中京圏を中心に活動しているが、近年は知名度も高まり全国規模を行なっている。2012年のNHK紅白歌合戦に『パレオはエメラルド』で単独出場した。