政府「国民はもっと起業家精神を高めなさい」
そうした中、中央日報や聯合ニュース(電子版)などは、今年の「世界起業家精神発展指数評価」で韓国が経済協力開発機構(OECD)34加盟国では22位にとどまったと報じている。韓国経済研究院は「最下位圏だ」と位置づけた。
世界起業家精神発展指数は、主に「態度」(国民の創造性など)「制度」(法・規制など)「熱望」(国際化、製品革新など)の3項目を基準に国の起業家精神を評価した指数。このうち韓国は、「熱望」の項目で軒並み順位が低かったとされる。
韓国経済研究院は今回の評価を踏まえ、「韓国起業家精神の実情と課題」報告書を策定し、「OECD加盟国では、韓国よりも所得が高い国のほとんどで起業家精神指数が高くなっている。経済成長のために起業家精神を高めねばならない」と指摘している。
韓国政府としては、世銀のビジネス環境評価で世界4位の「起業しやすい国」だったのだから、「国民はもっと起業家精神を高めなさい」という考えなのだろうか。