大林宣彦の体験的仕事論
発売日
2015年07月15日
在 庫
在庫あり
判 型
新書判並製
ISBN
978-4-569-82593-9

大林宣彦の体験的仕事論
人生を豊かに生き抜くための哲学と技術

著者 大林宣彦 語り≪映画作家≫/中川右介 構成≪作家≫
主な著作 『角川映画 1976-1986』中川右介 著(KADOKAWA)
税込価格 1,080円(本体価格1,000円)
内容 77歳になったいまも自己べスト(作品の質や話題性でも)を更新し続ける元祖・独立系(映画会社に属さない)映画監督のわが体験的仕事論。

大林宣彦、77歳。いま最も旬な日本人映画監督である。2012年公開の『この空の花─長岡花火物語』は各界から絶賛され、いまなお全国で上映が続く。

 一方でAKB48のPV『So long!THE MOVIE』も手がけ、独特の世界観と64分という長尺でAKBファンの度肝を抜いた。

 映画会社に就職しなければプロの映画監督になれなかった時代に、道なき道をいかに切り拓いていったか。映画界が大きく変化しても、第一線で活躍し続けていられるのはなぜか。その半生と仕事論を語り尽くす。

 「映画はひとりでは作れません。多くの俳優やスタッフが集まって作るのです。監督はその現場の責任者です。芸術面だけでなく、マネージメントの責任者でもあるのです。(中略)さらに、映画を作るには資金が必要です。そして映画は興行ですから、お客さんに映画館に来てもらわなければなりません。映画は多くの企業と人が関与するビジネス・プロジェクトなのです。(中略)

 つまり、大林宣彦は芸術家であると同時に、半世紀にわたりビジネスの最前線の現場にいた人でもあるわけです。そして驚異的なことに、七十七歳になったいまでも現役です。そんな人が自分の体験に基づいて、成功の秘訣、仕事を得る方法、リーダーとしての心得、失敗しても挫折しない方法など、縦横に語ってくれます。そんな、贅沢な本なのです」(本書「はじめに──映画作家の体験的仕事論が、なぜすべてのビジネスの現場で通用する話なのか  中川右介」より抜粋)