プロ野球:巨人・原監督が辞意「そろそろ潮時」
毎日新聞 2015年10月17日 22時21分(最終更新 10月17日 22時43分)
プロ野球・巨人の原辰徳監督(57)が17日、桃井恒和球団会長に対して今季限りでの辞任を申し入れた。巨人は同日のクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ第4戦でヤクルトに敗れ、昨年に続いて日本シリーズ進出も逃した。今季のセ・リーグでも2位に終わり4連覇を逃していた。
桃井会長は、19日に原監督と会談が予定されている同球団の渡辺恒雄最高顧問、白石興二郎オーナーに判断を委ねる意向を示した。
原監督は17日の試合後、「この3年間なかなか成績が上がらず少しずつ下降線だった。そろそろ潮時。新陳代謝が必要」と話した。
原監督は2002年から2季指揮を執った後、06年に監督に復帰してからの10年間ではリーグ3連覇が2度(07〜09、12〜14年)、日本一も2度(09、12年)達成。巨人での監督在任期間12年は、長嶋茂雄氏の15年、川上哲治氏の14年に次ぐ歴代3位だった。【平本泰章】