愛媛県や県警察本部などでつくる県自転車安全利用研究協議会は自動車の運転者に自転車との間隔を1.5メートル以上確保するよう呼びかける「思いやり1.5m運動」を15日から始める。ポスター掲示やステッカー配布で周知する。県によれば自転車との間隔を示して安全を訴える試みは全国初という。
自転車は道路交通法で「軽車両」とされ、原則車道を通ることになっている。しかし「車がすぐ近くを通ると怖い」「追突されそうだ」といった声が多く、協議会はドライバーに自転車の横を通る際は1.5メートル以上離れるか、徐行を促す。
間隔は道路事情や台湾などの海外の先進例を踏まえ決めた。15日の「愛媛サイクリングの日」から運動を始める。県は2013年施行の「愛媛県自転車の安全な利用の促進に関する条例」に自動車側が自転車の安全に配慮する責務を盛り込んだが数値で浸透を図る。
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