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パリ同時テロ「過激化組織のテロは凶悪化」
11月14日 23時25分

フランスで起きた同時テロ事件について、イスラム過激派組織の動向に詳しい専門家は、過激派組織が存在意義を誇示するためテロ活動を凶悪化させているという認識を示しました。
「中東調査会」の高岡豊上席研究員は、フランスのパリで起きた同時テロ事件について「フランスが過激派組織IS=イスラミックステートへの空爆に参加したことに対抗してテロを起こしたという説明は犯行グループの一方的な口実にすぎず、本当のねらいは世界中に自分たちの力を誇示することだ。通信インフラが発達しているフランスで事件を起こせば、メディアを通じて世界から注目されると考えたとみられる」と分析しています。
また、大勢の犠牲者が出たことについて高岡上席研究員は「過激派組織の間でこれまでより多くの犠牲者を出すことを競っているため犯行が凶悪化している」と述べ、過激派組織が存在意義を誇示するためテロ活動を凶悪化させているという認識を示しました。
そのうえで「世界中に力を誇示するという点で言えば日本も狙われることが十分に考えられる。入国管理や対策を見直していく必要がある」と指摘していました。

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