きょうから10日間外遊の朴大統領、体調管理に万全期す

 朴槿恵(パク・クンヘ)大統領は14日、20カ国・地域(G20)首脳会合に出席するためソウルを出国するが、今回の海外歴訪は10日間と長期にわたることから、大統領府は朴大統領の体調管理に万全を期している。

 韓国政府関係者は13日「朴大統領による今回の歴訪はトルコ、フィリピン、マレーシアを10日かけて回ることになっている。これは4月の中南米4カ国歴訪(12日間)以来では最も長期間となる非常にハードな日程だ」と述べた。この政府関係者はさらに「4月の歴訪で朴大統領は少し体調を崩したが、今回はそのようなことがないよう、体調面での管理をしっかりとやらなければならない」とも話した。朴大統領は4月の中南米4カ国歴訪の際、過労による胃けいれんや咽頭カタルの症状が出たため、ほぼ毎日注射や点滴を受けていた。また帰国後も1週間ほど対外的な活動を控えた。

 今回の歴訪は4月の中南米の時よりも日程は2日短いが、スケジュール的には逆にハードだ。10日の間に2-3日に1回の割合で飛行機に乗り、ソウル→アンタルヤ(トルコ)→マニラ(フィリピン)→クアラルンプール(マレーシア)→ソウルと短い期間に各国を回る。出席が予定されている首脳会議だけで5つ、さらに業務を兼ねた食事会や企業関係者との対話など、様々なスケジュールもぎっしり詰まっている。上記の韓国政府関係者は「韓国との首脳会談を希望する国は多いが、全てに応じるのは難しい状況だ」と明らかにした。

李竜洙(イ・ヨンス)記者
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