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山下先生が盛ったとされる文献
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文献①
芦澤潔人氏・山下俊一氏:チェルノブイリと甲状腺
臨牀と研究74巻7号 P1728-1733(1997.07)
「チェルノブイリ周辺地区(白ロシア:モギリョフ,ゴメリ,ウクライナ:キエフ,コロステン,ロシア:クリンシー)5センターにて診断された小児甲状腺癌患者数は5年間で約15万人中合計65名である。欧米では小児甲状腺癌は年間100万人に0.2~5人発症すると報告されており,チェルノブイリ周辺地域の発症は明らかに多い。」
(注:65人/15万人は、1万人当たり4人程度です)
「チェルノブイリ事故後の小児甲状腺癌の急増を中心に,放射線と甲状腺について我々の調査内容を紹介した。人類史上,短期間のうちに癌発生が100倍も増えたという報告は,チェルノブイリが初めてである。」
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チェルノブイリ周辺地域における甲状腺癌の内訳
モギリョフ(ベラルーシ): 3 / 23,531(1万人に 1.4)
ゴメリ(ベラルーシ) :39 / 19,273(1万人に22.3)
キエフ(ウクライナ) : 6 / 27,498(1万人に 2.6)
コロステン(ウクライナ): 9 / 28,958(1万人に 3.5)
クリンシー(ロシア) : 8 / 19,918(1万人に 4.2)
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文献②
山下俊一氏:放射線の光と影 世界保健機関の戦略.
日本臨床内科医会会誌23巻5号 P532-544(2009.03)
「すなわち世界では100万人に1人の頻度であるのに対し,この地域では1万人に1人であったわけです.」(p536)
(注:これも百倍)
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文献③
光武範吏氏・山下俊一氏:放射線被曝と甲状腺発癌
日本内科学会雑誌99巻4号 P786-791(2010.04)
「日本や欧米のデータでは,小児甲状腺癌は極めて稀な疾患であり,年間100 万人に1~2 人と言われ,その大半は思春期以降で,10 歳未満に発生する事はさらに稀である.図2 は,ベラルーシ共和国における手術症例数の年次推移を示したグラフであるが,縦軸は人口10 万人当たりであるから,いかに甲状腺癌の発症頻度が高いか明白である.」
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柴田&山下氏のランセット論文に関するまとめ
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