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イルカ漁を理由に伊豆半島の世界ジオパーク認定を先送り

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イルカ漁を理由に伊豆半島の世界ジオパーク認定を先送り

 世界ジオパークネットワーク(GGN、本部・パリ)が、地質学的に貴重な地形などを備えた自然公園「世界ジオパーク」に静岡県の伊豆半島を認定するのを先送りにした理由の1つに、同県伊東市でのイルカの追い込み漁を挙げていたことが14日、分かった。

 伊豆半島ジオパーク推進協議会によると、先送り理由は10月にメールで伝えられた。指摘は地質的価値の裏付け不足や、案内板が多言語に対応していないことなど10項目。その中に伊東市でのイルカの追い込み漁について説明を求める内容が盛り込まれていた。

 GGNが6月に現地審査した際、伊豆半島ジオパーク内にある伊東市でのイルカ漁について説明するよう協議会に指摘。伊東市は平成17年以降、イルカの追い込み漁は行われていないが、同市の漁協には県からイルカの捕獲枠が今も与えられている。

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