[PR]

 沖縄防衛局は12日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設先とされる同県名護市辺野古沖でのボーリング調査を約4カ月ぶりに再開した。国は10月29日に埋め立ての本体工事に着手しており、辺野古では二つの作業が並行して進んでいる。

 国は、移設工事のために海底の地盤を調べるボーリング調査を24地点で行う計画。ただ、台風の影響や政府と沖縄県との集中協議などで、7月から調査が中断されていた。今後は残る5地点で調査を行い、埋め立て予定地全体の調査を終える方針だ。

 一方、国は調査が終わった部分については並行して埋め立て工事を進める考え。沖縄県が反発する中、10月29日に埋め立ての本体工事に着手している。