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【大阪ダブル選】
「不偏不党、無所属、無党派の私しかいない」 “第三の候補”の立場強調
「都構想の決着にしこりを残さず、妥当な市政に戻す。これができるのは、豊かな民間経験と行政経験を持つ不偏不党、無所属、無党派の私しかいない」
午前10時、大阪市北区の天神橋筋商店街で第一声を上げた中川暢三氏(59)=無所属=はこう述べ、他候補との違いを強調した。
「世界中から人と企業と投資を呼び戻す」
中川氏は、兵庫県加西市長や大阪市北区長を務めるなど、今回の市長選候補者の中で唯一、行政経験を持つ。こうした実績を元に、「効率的な自治体運営で減税を行い、世界中から人と企業と投資を呼び戻して大阪を元気にする」などと政策を訴えた。
強調するのは「維新」でも「非維新」でもない「第3の候補」としての立場。「維新が勝っても、反維新が勝っても、また対立の4年間が続き、しがらみの中で結局何もできない」と現状を批判した。
さらに、ボードを用いて他候補の「政党」や「改革実績」などを比較して明らかにした上で、自身の強みをアピールした。
第一声後は、「福と人を招く」というネコのマスコットキャラクター「タマ」の着ぐるみをアイキャッチに、支援者らと商店街などを練り歩き、買い物客らに握手を求めた。