記事詳細
【大阪ダブル選】
「橋下氏できなかったことやる」「(維新政治は)破壊的改革だ」 大阪市長選告示、4人届け出
任期満了に伴う22日投開票の大阪府知事と大阪市長の大阪ダブル選で、市長選が8日、告示された。いずれも新人で、元衆院議員の吉村洋文氏(40)=大阪維新の会公認=と元北区長の中川暢三氏(59)=無所属=、テーマパーク従業員の高尾英尚氏(33)=無所属=、元市議の柳本顕氏(41)=無所属、自民党推薦=ら4人=届け出順=が立候補を届け出た。
維新代表の橋下徹市長が後継指名した吉村氏と、民主党や共産党なども支援する柳本氏が対決する「維新」vs「自民を中心とした非維新」を軸に争う構図となりそうだ。5日に告示された知事選も同様の構図で、両陣営の市長選と知事選の候補たちはタッグを組んで、選挙戦に臨む。
吉村氏はJR天満駅前で開いた出陣式で「橋下氏ができなかったことに取り組み、乗り越えていく」と、大阪維新の改革を進化させると宣言。街頭演説で合流した橋下氏は「税金の無駄遣いをただすため役所を大改革した」とアピールした。柳本氏も北区の事務所前でマイクを握り大阪維新の政治を「破壊的改革だ」と批判。「創造的改革に転換し一人一人が主役となる市政を」と訴えた。