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伊方原発で国の防災訓練 1万5千人参加、最大規模

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伊方原発で国の防災訓練 1万5千人参加、最大規模

国の原子力総合防災訓練でテレビ会議を通じて政府と情報を共有=愛媛県庁

 来春以降の再稼働が見込まれる四国電力伊方原発(愛媛県伊方町)での過酷事故を想定した国の原子力総合防災訓練が8日、始まった。2日間の日程で、住民約1万3千人のほか、内閣府や関係省庁、愛媛県、対岸の大分、山口両県など約100の関係機関が加わり、東京電力福島第1原発事故後、最大規模となる計約1万5千人が参加。住民避難などの備えに問題がないか検証する。

 伊方原発は、3号機が7月に原子力規制委員会の審査に合格。愛媛県の中村時広知事が先月、再稼働に同意した。

 訓練は政府が10月に了承した避難計画に基づき実施。震度6強の地震発生を想定し、現地の対策拠点「オフサイトセンター」に関係者が集まり情報収集に当たった。都内では関係省庁担当者による合同会議が開かれ、対策の検討を進めた。

 2日目には海上自衛隊の艦船などによる大分県への住民避難を行う。

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