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【世界記憶遺産】菅官房長官「長期的視野で戦略を」 ユネスコ記憶遺産で馳文科相に指示

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【世界記憶遺産】
菅官房長官「長期的視野で戦略を」 ユネスコ記憶遺産で馳文科相に指示

 菅義偉官房長官は8日、国連教育科学文化機関(ユネスコ)総会に出席した馳浩文部科学相と首相官邸で会談し、中国の「南京大虐殺文書」が登録された問題をめぐる記憶遺産の制度改革に関し、「外務省と連携し、人事も含め、長期的な視野に立って戦略的に取り組んでほしい」と指示した。会談後、馳氏が記者団に明らかにした。

 6日にパリのユネスコ本部で行われた馳氏とボコバ事務局長と会談で、日本が求める制度改善の必要性にボコバ氏が理解を示したことを踏まえ、菅氏は「馳氏が出席した意味は大きかった」と成果を強調した。

 馳氏は記者団に対し「オールジャパンの体制で制度の透明化を軸に改善を働きかけていく」と述べた。菅氏との会談で、ユネスコへの分担金停止への言及はなかったという。

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