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【プロ野球】

松井裕は守護神に固定 侍ジャパン・小久保監督

2015年11月10日 紙面から

笑顔で出発口へ向かう松井裕(右)と嶋基宏=新千歳空港で(吉澤敬太撮影)

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 守護神は代えない。侍ジャパンの小久保監督は9日、松井裕を今後も抑えとして起用する方針を示した。松井裕は韓国戦で5点リードの9回に登板。いきなり3連打で無死満塁とされたが、そこから3人で片付けた。なんとか完封リレーを完成させ、「緊張マックスでした。冷や冷やさせてしまいましたね」と大きく息をついた。

 それでも指揮官はまったく慌てず「ピンチを背負ったけど、ゼロで抑えたのは次につながる」と評価。そもそも「1点差に強い印象を持っていた。シーズン中を見ていても、追い込まれれば追い込まれるほど力を発揮するタイプ」というのが抜てきの理由だ。

 開幕前の3月の欧州代表戦で松井裕を初招集し、第2戦の9回に起用。今季から抑えに転向して33セーブを挙げる松井裕のリリーフ適性を見いだし、若武者の飛躍的な成長を見つめてきた。韓国戦では最終回を託し、「若手は1年でこれだけ成長するんだなぁ」と感慨にふけった。

 今回の侍ジャパンは他に日本ハムの増井、DeNAの山崎康、巨人の沢村が抑え候補だったが、チーム最年少左腕は合流時から「(抑えを)やりたい気持ちはある」と意欲満々。ヒヤヒヤの守護神デビューにも「無死満塁という、これ以上ない経験をしたので、もう大丈夫です」と言い切った。次はピシャリと抑え、指揮官の全幅の信頼に応えてみせる。 (小林孝一郎)

 

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