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【プロ野球】

山崎康&松井裕 ヤング侍がきっちり締めた

2015年11月13日 紙面から

ドミニカ共和国−日本 9回から登板し、無失点で試合を締めた松井裕は、炭谷(左)と笑顔でタッチを交わす(三笘真理子撮影)=桃園国際野球場で

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◇プレミア12 日本4−2ドミニカ

 【桃園(台湾)本紙取材班】若いリリーフ陣が踏ん張り、侍に3連勝をもたらした。12日、当地でのプレミア12の予選ラウンド第3戦で日本は2点リードの7回に一発で追い付かれる嫌な流れになったが、2点を勝ち越した8回をDeNAのルーキー守護神・山崎康晃投手(23)が三者凡退。9回は二十歳の楽天・松井裕樹投手が内野安打を許しながらも同点2ランのR・ロドリゲスを併殺に仕留めた。

 勝利の方程式を担う山崎康&松井裕の若侍コンビが躍動。リードを守って3連勝へと導いた。8回、2点リードで登板したのは3試合目で初登板の山崎康。4番・ラミレス、5番・オリボの中軸2人内野ゴロに打ち取ると、6番・タバレスは得意のツーシームで空振り三振に仕留めて大会初ホールドを挙げた。

 「次のピッチャーにいい流れをつくりたかったです。一秒でも早く相手の攻撃を終わらせたかったです」

 3人斬りの流れを受けたのは9回の松井裕。先頭・エルナンデスにバントヒットを許したが、続くP・フェリスを三ゴロで二塁封殺、1死一塁では前の打席に小川から同点2ランを放ったR・ロドリゲスを遊ゴロ併殺に打ち取って勝利を決めた。

 8日の開幕・韓国戦(札幌)では5点差で登板。気を抜いたわけではないが無死満塁のピンチをつくり、そこから3人斬りで自らを救った。登板2試合目は2点リードで正真正銘、抑え役の出番。大会初セーブを挙げ「緊張しましたけど2点差でしたので、落ち着いて投げようと思っていました」とニッコリした。

 メンズトークが活躍の秘訣(ひけつ)かもしれない。台湾入りしてから21歳の大谷を含めた3人が、山崎康の部屋に夜な夜な集まる。「ゲームの映像も見ますし、プライベートな話も」と山崎康。若侍にとって安らぐ時間になっている。

 松井裕は「ゲームで投げるたびに内容もよくなっていけばいいと思います」と締めた。勢い満点のセットアッパーとクローザーがさらにチームを勢いづかせる。 (川本光憲)

 

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