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【プロ野球】

中田、連夜の決勝打 侍ジャパン3連勝

2015年11月13日 紙面から

◇プレミア12 日本4−2ドミニカ

 【桃園(台湾)本紙取材班】連夜の翔タイムで3連勝−。野球の国際大会「プレミア12」で12日、予選ラウンドB組の日本は桃園市の桃園国際野球場でドミニカ共和国に4−2で競り勝ち、3戦全勝とした。同点の8回2死二、三塁、日本ハム・中田翔内野手(26)が決勝の2点二塁打を左翼線に放った。前夜はサヨナラ打を含む5打点、この試合も3打点と6番打者がチームを引っ張る。13日は全チーム試合なし。日本は14日の米国戦に勝てば、B組1位が確定し、決勝トーナメント進出が決まる。

 塁上で掲げた両手を3度強くたたいた。歓喜に湧くベンチに向けて両拳を向ける。同点に追い付かれた直後の8回。流れを呼び戻した一打は、欲しかった勝ち越し点。決めたのはまた中田だ。2夜連続のV打&3打点で3連勝に導いた。

 「1点でもいいから取りたかった。いいところに飛んでくれました」

 7回の守備で左翼・筒香がミス。左翼線の飛球に目測を誤って二塁打にした。1死後に2ランを浴びて同点。気まずいムードが漂う。落ち込む後輩に、中田はベンチで「気にするな。切り替えろよ」と声を掛けた。

 ジャパンでの経験豊富な兄貴分らしい気遣いを見せた。続いて、自分のバットで後輩のミスを吹き飛ばした。直後の8回の打席は2死一、二塁で巡ってきた。2球で追い込まれた直後、ボークで走者が進塁。ファウル、ボールと続いた5球目、内寄り低めのフォークだった。「何が来ても反応する気持ちで全ての球を待った」。打球は瞬く間に三塁線を抜けた。一気に2者が生還して勝ち越しだ。

 チェンジになると、交代した筒香が中田のミットを持ってダッシュで駆け寄る。2人でグータッチ。「僕も普段エラーして助けてもらっている。気にするなと言ったら、あんまり気にしてないみたいで良かった」と笑った。

 1点リードしていた4回にも中前適時打。外角低めのスライダーに、泳ぎながらも食らい付いた。硬軟を織り交ぜたナカタショーだった。

 小久保監督も「昨日もきょうも、彼のバットで勝った試合。中田サマサマでございます」と最敬礼した。11日のメキシコ戦も殊勲は5打点の6番打者・中田だった。3戦で7安打8打点、打率6割3分6厘と快音が止まらない。

 「ホッとしてます」

 世界の大舞台に立ち、中田が覚醒の時を迎える。

 

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