岩隈残って　マリナーズＧＭが再契約を熱望

　【ボカラトン（米フロリダ州）穐村賢】マリナーズのジェリー・ディポトＧＭが８日、チームからＦＡとなった岩隈久志投手（３４）との再契約をあらためて熱望した。９日（日本時間１０日）から各球団の関係者が一堂に会して開幕するＧＭミーティングを前に当地の会場入りした同ＧＭは「岩隈との再契約が（今オフの）球団の最優先事項。今後も交渉を続けていく」と熱っぽく語った。

　今季途中までマ軍と同地区のエンゼルスでＧＭを務めた同ＧＭは「岩隈はリーグ屈指の制球力を持っている投手。両サイドにボールを自在に動かすことができるし、投球術を知っているんだ」と“和製マダックス”とも呼ばれるその投球術を高く評価。

　マ軍は既に岩隈に対して単年１５８０万ドル（約１９億４３００万円）のクオリファイング・オファーを提示。ただ、複数年契約を希望する岩隈はこれを拒否することが濃厚で、他球団との争奪になる可能性もある。