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米大統領選 ブッシュ氏は苦しい立場に11月8日 20時12分
来年11月のアメリカ大統領選挙まであと1年となりました。政権奪還を目指す野党・共和党は、15人の候補が乱立し、当初、有力視されたブッシュ前大統領の弟、ジェブ・ブッシュ氏は、支持率が下がり続け、苦しい立場に立たされています。
アメリカでは、来年11月8日に投票が行われる大統領選挙に向けて民主・共和両党が党の候補者を選ぶため各候補者によるテレビ討論会を行うなどしています。
先月下旬以降の世論調査の平均値によりますと、与党の民主党は、前国務長官のクリントン氏の支持率が55%で大きくリードし最有力候補となっています。
これに対して、野党・共和党は、15人の候補者が乱立するなか、不動産王のトランプ氏と▽元神経外科医のカーソン氏がともに25%で、支持率トップを争っています。
こうしたなか、次の大統領選挙は「クリントン家とブッシュ家」との戦いとも言われ、当初は有力視されていたブッシュ前大統領の弟、ジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事は支持率6%で5位に転落しています。ことし7月には18%でトップでしたが、支持率は下がり続け、とりわけ、先月行われた共和党のテレビ討論会で、アメリカのメディアはブッシュ氏を最大の敗者と一斉に酷評しました。
こうしたなか、ブッシュ氏は有力な支持者の一部を失い、陣営のスタッフの給与を40%削減するなどの事態に追い込まれていて、今や撤退の可能性もあるという見方も出始めています。ブッシュ氏は、先週から巻き返しを図るため、「ジェブなら立て直せる」という新たなスローガンを掲げてキャンペーンを展開しています。
さらに、これまでは選挙戦への影響を配慮して応援活動は控えていた兄のブッシュ前大統領や父親のブッシュ元大統領も資金集めに乗り出していて、3人目の大統領誕生を目指すブッシュ家の挑戦は、今、岐路に立たされています。
先月下旬以降の世論調査の平均値によりますと、与党の民主党は、前国務長官のクリントン氏の支持率が55%で大きくリードし最有力候補となっています。
これに対して、野党・共和党は、15人の候補者が乱立するなか、不動産王のトランプ氏と▽元神経外科医のカーソン氏がともに25%で、支持率トップを争っています。
こうしたなか、次の大統領選挙は「クリントン家とブッシュ家」との戦いとも言われ、当初は有力視されていたブッシュ前大統領の弟、ジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事は支持率6%で5位に転落しています。ことし7月には18%でトップでしたが、支持率は下がり続け、とりわけ、先月行われた共和党のテレビ討論会で、アメリカのメディアはブッシュ氏を最大の敗者と一斉に酷評しました。
こうしたなか、ブッシュ氏は有力な支持者の一部を失い、陣営のスタッフの給与を40%削減するなどの事態に追い込まれていて、今や撤退の可能性もあるという見方も出始めています。ブッシュ氏は、先週から巻き返しを図るため、「ジェブなら立て直せる」という新たなスローガンを掲げてキャンペーンを展開しています。
さらに、これまでは選挙戦への影響を配慮して応援活動は控えていた兄のブッシュ前大統領や父親のブッシュ元大統領も資金集めに乗り出していて、3人目の大統領誕生を目指すブッシュ家の挑戦は、今、岐路に立たされています。