トップページ国際ニュース一覧「VWのCO2不正 2013年から」 ドイツ紙
ニュース詳細

「VWのCO2不正 2013年から」 ドイツ紙
11月8日 21時26分

「VWのCO2不正 2013年から」 ドイツ紙
k10010298761_201511082258_201511082259.mp4
ドイツの大手自動車メーカーフォルクスワーゲンが、二酸化炭素の排出量を巡って不正を行っていた問題で、ドイツの大衆紙はフォルクスワーゲンの複数の社員の話として、不正が2013年からことしの春まで行われていたと伝えました。
フォルクスワーゲンは排ガス規制を逃れるため、ディーゼル車に不正なソフトウエアを搭載していた問題を受けて内部調査を進めた結果、窒素酸化物だけでなく、二酸化炭素の排出量の測定の際にも不正が行われていたと先週発表しました。
ドイツの大衆紙「ビルト」の日曜版は8日、フォルクスワーゲンの複数の社員が会社の内部調査の中で明らかにした話として、二酸化炭素の排出量を巡る不正が2013年からことしの春まで行われていたと伝えました。今回の問題の責任を取って辞任した前の会長が3年前に打ち出した「二酸化炭素の排出量を2015年までに30%削減する」という目標を達成できず、上層部の叱責を恐れた現場の技術者たちが、排出量の測定の際にタイヤの空気圧を過度に高くしたり、エンジンオイルに軽油を混ぜたりして燃費をよくし、その結果を運輸当局に報告していたということです。
さらにビルトは、今回の不正には10人以上が関与したと見られ、近く地元の検察当局が捜査に乗り出す見通しだと報じています。

関連ニュース

k10010298761000.html

関連ニュース[自動検索]

このページの先頭へ