30代の平均月収は、32.1万円!

30代の平均月収
子育て世代が増えてくる30代。夫婦二人の生活費に加え、住宅ローン、子供の教育費用などを視野に入れて月収をやりくりする必要があるため、いよいよ資産運用が重要となってくるのが30代です。お金を増やす戦略を立てる前に、我が家の家計が平均月収的に30代の中でどんな位置にあるのか、そして同年代である30代の人たちが平均月収についてどう考えているのかを知ることがとても大切です。
ここでは、30代の平均月収をはじめとするデータをご紹介していきます。 特に資産運用初心者の30代の方は、必見ですよ。

30代の現状を知りましょう

まず、自分と同じ30代の人たちの、平均月収をいくら貰っていて、その平均月収をどう感じているのか、把握する必要があります。自分の月収だけでなく、平均月収から考えると客観的に見ることができますよ。

30代の平均年収分布

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※データ出典:http://doda.jp/guide/heikin/2013/age/30/
30代の平均年収として一番多いのが、平均年収300万~500万未満の方ですね。ボーナスを考えると、平均月収18万~35万程度でしょうか。このデータをもとにした30代の平均年収は458万円。
30代前半の平均ボーナスは約72万円ですから、30代の平均月収は32.1万円です。 この平均月収は、あなたの月収と比べてどうでしょうか。 平均月収を知ることで、世間との月収の認識の乖離を見ることができますね。
どうでしたか、あなたの月収は、30代の平均月収に届いているでしょうか? 次に、内閣府の「国民生活に関する世論調査」を元に作成した、30代の人が感じている収入に対する平均満足度です。 30代の人が自分の年収や月収をどう感じているのかが、国からのデータとして可視化されてます。

・30代の収入に対する満足度調査

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※データ出典:http://www8.cao.go.jp/survey/h25/h25-life/2-1.html
平均年収について「不満だ」と「やや不満だ」と答えている30代を合わせると、54%に上ります。半数以上30代の人が、平均年収に不満をかかえているという現状です。
20代の人の平均年収に対しての「不満」「やや不満」を合計すると53.4%ですから、20代と30代との間で、平均年収に対する不満度はあまり変わらないです。
しかし、平均月収から見るとどうでしょう。 20代の平均月収は28.5万円で、先ほど述べた30代の平均月収と比較すると、30代の平均月収の方が約10万円アップします。それなのに平均月収についての不満度が20代と30代でほとんど変化しないという背景として、「子育てが始まり、必要なお金が増える」と考えられます。 30代は人生の転換期でもあるので、月収の使い方をしっかり考えましょう。

30代が考える理想の月収はこのくらい!

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※データ出典:http://career.oricon.co.jp/news/84045/
では、30代のひとが思う理想の年収はどの程度なのでしょうか?
30代の平均月収は38.1万円、平均年収は458万円ですから、年収ベースであと50万は欲しいといったところ。
月換算すると4万円強。この程度なら、家計の収支を見直して、不要な支出は無いように調整すると、この月収でも何とかなるかも知れません。次に、30代のみなさんの平均貯蓄額の分布を見てみましょう。

30代の貯蓄額の分布状況

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※データ出典:http://woman.mynavi.jp/article/131010-075/
意外にも、貯蓄なしという人が30%弱もいることが分かりました。
ついで、貯蓄額が平均100万~300万未満の人が、17.8%。 貯蓄が無い30代の人がこんなにいるのだから安心などと思わないで下さいね。
30代ですと、平均して年収程度の貯蓄があることが理想的ですから、収入の円グラフと見比べると、30代の貯蓄は不足傾向にあります。
自分たちの老後に対する積立も30代になれば必要になりますし、人生には病気などで、働けなくなる事も有り得ます。 今、貯蓄のない30代の人は、年収の15%を貯金に回してみてください。 いま貰ってる月収の中から、30代のひとはいくらかを貯蓄に回してくださいね。

家計を理想的にやりくりしていくには

あなたの家計と月収は、30代の中でどんな立ち位置か分かったでしょうか? 30代の平均月収に届いている人も、そうでない30代の人もいたことでしょう。 しっかりと月収から考えて家計を管理し余ったお金を運用することがとても大切です。
  • 今後どのようなライフイベントがあって、それに平均いくらかかるか。
  • 子供の教育費用は、平均どのくらい必要なのか。
  • 自分たちの老後に備えて、平均いくら貯めておけば良いのか。
  • これらを達成するために、いつまでにいくら必要なのか。
この辺りを30代以降の計画を月収と相談しながら立ててください。 そのために、30代の皆様に、フィナンシャルプランナーの勉強をおすすめしています。
お金の専門家であるフィナンシャルプランナーの勉強をすれば、生涯におけるマネープランを自分で作成できます。将来への不安を抱えながら、月収と家計簿を見比べる必要がなくなります。
フィナンシャルプランナーについては、こちらのコラム「FPのメリットと魅力」をご覧になって下さい。 もし資格も取ることができたら、仕事に活かせて、月収を増やすことに繋がるかも。これも一つの、有効な投資ではないでしょうか。

このページの参考サイト

コラム:『FPのメリットと魅力

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